可変情報
%s:サービス名
意味
Interstageの初期化に失敗しました。
システムの処理
処理を中止します。
ユーザの対処
Interstage統合コマンドを実行した際に本メッセージが出力された場合は、以下の情報をもとに対処方法を確認します。
コマンドの出力メッセージ
イベントログに出力されているメッセージ
コマンドの出力メッセージ
システムログに出力されているメッセージ
また、Interstage管理コンソールによるシステムの環境設定時に本メッセージが出力された場合は、以下の情報をもとに対処方法を確認します。
Interstage管理コンソールの出力メッセージ
イベントログに出力されているメッセージ
ログファイル([Interstageインストールフォルダ]\td\log\isinit_resultlog.txt)
Interstage管理コンソールの出力メッセージ
システムログに出力されているメッセージ
ログファイル(/var/opt/FSUNtd/log/isinit_resultlog.txt)
Interstage管理コンソールの出力メッセージ
システムログに出力されているメッセージ
ログファイル(/var/opt/FJSVtd/log/isinit_resultlog.txt)
ログファイルには、複数回の操作情報がロギングされます。
1回の操作に対するログ情報は、“------ logging start ------”の文字列の行で始まります。本文字列の後ろに操作の実行日時が出力されますので、この情報から、操作に対応するログ情報を特定してください。
上記の情報より、初期化に失敗したサービスに対して、以下のいずれかの対処を行ってください。
1)初期化に失敗したサービスがCORBAサービスの場合
サービス%sに“ObjectDirector”と表示された場合は、CORBAサービスの初期化に失敗しています。
Interstage統合コマンドの実行時に本メッセージが出力された場合は、コマンドの出力メッセージを参照します。また、Interstage管理コンソールによるシステムの環境設定を更新した際に出力された場合は、ログファイルを参照します。
本メッセージの出力前に、下表にしめすメッセージが出力されている場合は、そのメッセージに対する対処を実施してください。対処後に現象が再現する場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
下表にしめすメッセージが出力されていない場合は、2)に従って対処してください。
メッセージ | 原因 | 対処方法 |
---|---|---|
Error : database already create | データベースがすでに作成されています。 | Interstage動作環境定義のIR path for DB fileステートメントに指定したディレクトリ名を変更するか、資源のバックアップ後ディレクトリを削除してください。 |
Error:disk no area for Inter | データベース作成用のディスク領域が不足しています。 | Interstage動作環境定義のIR path for DB fileステートメントに指定したディレクトリ名を変更するか、ディスクに十分な領域を確保してください。 |
Error: admin_synch | ディスク領域が不足しています。 | CORBAサービスをインストールしたディレクトリに十分な領域を確保してください。 |
Error:FJ_ImplementationRep_synch | ディスク領域が不足しています。 | CORBAサービスをインストールしたディレクトリに十分な領域を確保してください。 |
Sufficient memory is not | メモリ不足が発生しました。 | コマンド実行中にメモリ不足が発生しました。コマンドを再起動してください。 |
Can not execute | コマンドの起動に失敗しました。 : %1 | %1コマンドが失敗した理由を取り除いた後、再起動してください。 |
ObjectDirector start | CORBAサービスの起動に失敗しました。 | CORBAサービスの起動に失敗した原因をしめすメッセージが出力されていますので、そのメッセージに対する対処を行った後、再起動してください。 |
ObjectDirector stop | CORBAサービスの終了に失敗しました。 | CORBAサービスの停止に失敗した原因をしめすメッセージが出力されていますので、そのメッセージに対する対処を行った後、再起動してください。 |
NamingService start | ネ-ミングサービスの起動に失敗しました。 | ネーミングサービスの起動に失敗した原因をしめすメッセージが出力されていますので、そのメッセージに対する対処を行った後、再起動してください。 |
LoadBalancingOption start failed | ロ-ドバランスオプションの起動に失敗しました。 | ロードバランスオプションの起動に失敗した原因をしめすメッセージが出力されていますので、そのメッセージに対する対処を行った後、再起動してください。 |
InterfaceRepository | インタフェースリポジトリサービスの起動に失敗しました。 | インタフェースリポジトリの起動に失敗した原因をしめすメッセージが出力されていますので、そのメッセージに対する対処を行った後、再起動してください。 |
Inter Database already create | データベース格納ディレクトリにすでにデータベース関連ファイルが存在します。
|
|
Invalid settings in the | 環境設定ファイルの内容に誤りがあります。 : 間違ったユーザ名が設定されました。 | 存在するユーザ名を設定してください。 |
Invalid settings in the | 環境設定ファイルの内容に誤りがあります。 : 間違ったグループ名が設定されました。 | 存在するグループ名を設定してください。 |
| Interstageシステム内部で矛盾を検出しました。 | 本操作時に出力されたメッセージを控えて、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。 |
| CORBAサービスの動作環境ファイル(configファイル)がオープンできませんでした。 | CORBAサービスの動作環境ファイル(configファイル)がオープンできない原因を取り除いてください。 |
| ディスク資源不足が発生しました。 | Interstageインストールフォルダのディスクの空き容量を増やして、再度コマンドを実行してください。 |
| Interstageシステム内部で矛盾を検出しました。 | 本操作時に出力されたメッセージを控えて、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。 |
| CORBAサービスの起動に失敗しました。 | 再度、isinitコマンドを実行してください。 |
2)その他の場合
直前に出力されている各サービスのメッセージ、あるいはシステムログ、ログファイルに出力されている各サービスのメッセージの対処を行った後、再度コマンドを実行してください。
直前に出力されている各サービスのメッセージ、あるいはイベントログ、ログファイルに出力されている各サービスのメッセージの対処を行った後、再度コマンドを実行してください。