可変情報
%d:理由コード
意味
理由コードの示す理由により、Interstageの起動に失敗しました。
システムの処理
コマンドの処理を中止します。
ユーザの対処
理由コードに対応したメッセージ番号のユーザの対処を参照し、対処してください。
また、CORBAサービス、インタフェースリポジトリ、ネーミングサービス、コンポーネントトランザクションサービス、データベース連携サービス、ロードバランスオプション、Interstage HTTP Server、性能監視ツール(Windows(R)のみ)の起動に失敗した場合は、そのサービスの起動失敗原因を示すエラーメッセージが出力されているかを確認してください。メッセージが出力されている場合は、そのメッセージに対する対処を行ってください。
これらの条件に該当しない場合で、同時に他のメッセージが出力されている場合は、そのメッセージの対処を行ってください。
他のメッセージが出力されていない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、エラー情報を控えて技術員に連絡してください。
なお、od10416のメッセージが出力された場合は、しばらくしてから再度処理を実行してください。
理由コードが“11”/“32”であり、かつ、本メッセージの出力後にod20001のメッセージが出力される場合は、isstartコマンド実行前に、環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERを設定してください。環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERには、本メッセージ出力からod20001のメッセージが出力されるまでの秒数+90の値を設定してください。
たとえば、is20102が、10時00分00秒に出力され、od20001が、10時00分10秒に出力された場合、環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERには、100を設定します。
IS_ISV_SVCCTRL_TIMER=100 export IS_ISV_SVCCTRL_TIMER
理由コードが“12”であり、かつ、本メッセージの出力後にod30101が出力される場合は、isstartコマンド実行前に、環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERを設定してください。IS_ISV_SVCCTRL_TIMERには、本メッセージ出力からod30101のメッセージが出力されるまでの秒数+90の値を設定してください。
理由コードが“12”であり、かつ、本メッセージの出力後に“od30102:NamingService start failed. initialize(restore_objects),...”が出力される場合は、以下の手順を1度だけ実行してください。
OD_startコマンドを使用してCORBAサービスを起動します。
/opt/FSUNod/bin/OD_start
/opt/FJSVod/bin/OD_start
コマンド実行後、システムログにod10002のメッセージが出力されることを確認してください。本メッセージが出力されれば起動完了と判断できます。
CosNaming_sコマンドを使用してネーミングサービスを起動します。
/opt/FSUNod/bin/CosNaming_s &
/opt/FJSVod/bin/CosNaming_s &
コマンド実行後、システムログにod30101のメッセージが出力されることを確認してください。本メッセージが出力されれば起動完了と判断できます。
注)od30101のメッセージが出力されるまで時間がかかります。
OD_stopコマンドを使用してCORBAサービスを停止します。
/opt/FSUNod/bin/OD_stop
/opt/FJSVod/bin/OD_stop
コマンド実行後、システムログにod10005のメッセージが出力されることを確認してください。本メッセージが出力されれば停止完了と判断できます。
isstartコマンドを使用してInterstageを起動します。
/opt/FSUNtd/bin/isstart
/opt/FJSVtd/bin/isstart
コマンド実行後、コマンドを実行した画面にis30140のメッセージが出力されることを確認してください。本メッセージが出力されれば起動完了と判断できます。
上記の対処を行っても起動に失敗する場合は、isstartコマンド実行前に、環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERの値+90ずつ値を設定してください。環境変数IS_ISV_SVCCTRL_TIMERに最大値(6000)を指定しても起動に失敗する場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、エラー情報を控えて技術員に連絡してください。
理由コードが4の場合は、メッセージキューまたは共用メモリの不足が原因である可能性があります。“チューニングガイド”を参照して、Interstageを運用するために必要となるメッセージキューまたは共用メモリを再見積りしてください。
再見積りの結果、いずれかが不足していることが確認された場合は、システムパラメタをチューニングしてください。
理由 | 原因 | 対処方法を参照するメッセージ番号/対処方法 |
---|---|---|
1 | メモリ不足が発生しました。 | |
2 | Interstageの初期化処理が行われていません。 | |
3 | Interstageの初期化処理に失敗しています。 | |
4 | システム資源不足が発生しました。 | |
5 | Interstageのシステム定義が生成されていません。 | |
6 | システムファイルにI/Oエラーが発生しました。 | |
7 | システムエラーが発生しました。 | |
8 | システム内部で矛盾を検出しました。 | |
10 | CORBAサービスの起動に失敗しました。 | |
11 | インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)の起動に失敗しました。 | |
12 | ネーミングサービスの起動に失敗しました。 | |
13 | コンポーネントトランザクションサービスの起動に失敗しました。 | |
14 | データベース連携サービスの起動に失敗しました。 | |
20 | CORBAサービスの回収に失敗しました。 | |
21 | インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)の回収に失敗しました。 | |
22 | ネーミングサービスの回収に失敗しました。 | |
23 | コンポーネントトランザクションサービスの回収に失敗しました。 | |
24 | データベース連携サービスの回収に失敗しました。 | |
26 | Interstage内部で異常を検出しました。 | |
27 |
| 環境変数(LD_LIBRARY_PATH)の値を正しく設定して、再度コマンドを実行してください。 |
28 | イベントサービスの起動に失敗しました。 | |
30 |
| |
31 |
| |
32 | インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)の起動に失敗しました。 | |
33 | インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)の回収に失敗しました。 | |
35 | ロードバランスオプションの起動に失敗しました。 | |
36 | ロードバランスオプションの回収に失敗しました。 | |
38 | 運用形態で必須のコンポーネントがインストールされていません。 | |
48 | FJSVjs2suパッケージがインストールされていません。 | |
49 | Interstage HTTP Serverの起動に失敗しました。 | |
51 |
| |
52 | Java EE Node Agentサービスの起動に失敗しました。 |