可変情報
%s1:詳細コード1
%s2:SSLエラーコード
%s3:詳細コード2
%s4:リポジトリ名
意味
SSL接続中にタイムアウトになりました。
システムの処理
処理を中止します。
ユーザの対処
LDAPクライアント(ldapmodify、ldapsearch、ldapdelete、ユーザアプリケーション)の場合
ireplistコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用して、接続先のリポジトリが正常に動作していることを確認してください。リポジトリが正常に動作していない場合は、リポジトリの環境設定を確認し、再起動してください。
接続先が正常に動作している場合
リポジトリサーバの負荷が高い
ユーザアプリケーションの場合、本エラー発生時にリトライ処理を入れることで回避することができます。
リポジトリサーバとの間でSSLを使用している場合に、クライアント数が多く、リポジトリサーバへのアクセス頻度が高い場合は、上記対処でエラーが改善されない場合があります。エラーが改善されない場合は、SSLアクセラレータを用いるなどの方法でサーバの負荷を軽減させることを検討してください。
リポジトリサーバへの接続が不適切
サーバ側のSSLポート番号に対して、SSLではないLDAPプロトコルや、その他のプロトコルなど、不適切な接続があった場合にも本エラーが発生します。接続元アプリケーションの設定を確認してください。
その他の場合
タイマー値が短すぎる可能性があります。SSL環境定義ファイルのタイマー値(ssl_timer)、またはSSLENV構造体のssl_timerの値を増加させたうえで、再度処理をしてください。
SSL環境定義ファイルのタイマー値(ssl_timer)については、以下を参照してください。
“ディレクトリサービス運用ガイド”の“SSL通信環境の構築”-“証明書/鍵管理環境の環境構築”-“SSL環境定義ファイルの設定”
SSLENV構造体のssl_timerについては、以下を参照してください。
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“セションのオープンとクローズインタフェース”-“ldapssl_init”
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“構造体の構成”-“SSLENV構造体”
上記の対応をしても改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
LDAPクライアント以外の場合
サーバ側のSSLポート番号に対して、SSLではないLDAPプロトコルや、その他のプロトコルなど、不適切な接続があった場合にも本エラーが発生します。接続元アプリケーションの設定を確認してください。
上記の対応をしても改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
参考
サーバ側のSSLポート番号は、以下の方法で確認してください。
irepconfigコマンドを使用する場合
ssl_port項目(SSLポート番号)をprintサブコマンドで確認します。
Interstage管理コンソールを使用する場合
[SSLポート番号]を確認します。