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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

74.1.14 irep10016

IREP: ERROR: irep10016: Timeout occurred while starting Repository. [%s1]
IREP: エラー: irep10016: リポジトリの起動中にタイムアウトになりました。 [%s1]

可変情報

%s1:リポジトリ名

意味

所定の時間内にリポジトリの起動、またはリポジトリの新規作成が完了しませんでした。

システムの処理

リポジトリの起動処理を中断します。

ユーザの対処

リポジトリの起動処理中に異常が発生しました。
1つのリポジトリに対して、以下の操作を複数同時に実行した可能性があります。

  • リポジトリの作成(Interstage管理コンソール、irepconfigコマンド)

  • リポジトリの削除(Interstage管理コンソール、irepconfigコマンド)

  • リポジトリの起動(Interstage管理コンソール、irepstartコマンド)

  • リポジトリの停止(Interstage管理コンソール、irepstopコマンド)

  • リポジトリ資源のバックアップ・移出(irepbacksysコマンド)

  • リポジトリ資源のリストア・移入(ireprestsysコマンド)

  • Interstage data storeの起動(enablerstartコマンド)

RDBを使用するリポジトリを作成するときに、[データベース接続ホスト名]、[データベース接続ポート番号]で指定したアドレスが、他のアプリケーションによって使用されている場合に、本エラーが発生することがあります。[データベース接続ホスト名] 、[データベース接続ポート番号]を見直したうえで、再度リポジトリを作成してください。

ireplistコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用して、対象リポジトリの状態を確認してください。対象リポジトリが起動処理中(Starting)以外の場合は、上記操作が複数同時に実行されていないことを確認し、再度操作を実行してください。

アクセス制御リスト定義(accessディレクティブ)の数が多いと、本メッセージが出力されることがあります。以下のマニュアルを参照して定義を見直し、修正後に再度操作を実行してください。

  • “セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage ディレクトリサービスのアクセス制御の設定”-“ファイル形式”、“アクセス制御リスト定義ファイルの編集”、および“アクセス制御リスト定義の評価”


標準データベースを使用している場合、omsアカウント権限で動作するプロセスの最大ファイルディスクリプタ数のハードリミットが、65536より大きい場合に、本メッセージが出力されることがあります。以下のマニュアルを参照し、設定値を見直してください。

  • “チューニングガイド”の“システムのチューニング”-“Interstageディレクトリサービスのシステム資源の設定”


上記対処でエラーが改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。