可変情報
%s:詳細メッセージ
意味
Java VMのヒープ使用量が指定された警戒値を超えました。OutOfMemoryErrorが発生する可能性があります。
詳細メッセージ
OutOfMemoryError warning is occured because the Perm region is exhausted: TIME={0} SIZE={1}
TIME: 発生時刻
SIZE: 急増したPerm領域サイズ(バイト単位)
意味: Perm領域の使用量が急増しているため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。
チューニング対象の資源: Perm領域
It takes long time to do the garbage collections many times: TIME={0} AVERAGE={1}
TIME: 発生時刻
SIZE: 過去3回の平均GC時間(ミリ秒単位)
意味: ガーベジコレクションに長い時間かかる状態が続いています。
なお、CPU負荷の高い状態が続いている場合に出力される可能性があります。
チューニング対象の資源: ヒープ領域
Inefficent garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} WEIGHT={1}
TIME: 発生時刻
WEIGHT: GC直前の旧世代の使用率(%単位)
意味: 非効率なガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。
チューニング対象の資源: ヒープ領域
The garbage collections are run with the short intervals because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1}
TIME: 発生時刻
SIZE: 警告発生時に不足していたヒープサイズ(バイト単位)
意味: ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。以下の原因が考えられます。
メモリが不足しているため
アプリケーションでjava.lang.Systemクラスのgc()メソッドを明示的に発行しているため
チューニング対象の資源: ヒープ領域
There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1}
TIME: 発生時刻
SIZE: 警告発生時に不足していたヒープサイズ(バイト単位)
意味: メモリ不足のため、OutOfMemory発生する危険性があります。
チューニング対象の資源: ヒープ領域
There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the Perm region: TIME={0} SIZE={1}
TIME: 発生時刻
SIZE: 警告発生時に不足していたPerm領域サイズ(バイト単位)
意味: Perm領域不足のため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。
チューニング対象の資源: Perm領域
The garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1}
TIME: 発生時刻
INTERVAL: GCのインタバール時間(ミリ秒単位)
意味: ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。
チューニング対象の資源: ヒープ領域
System.gc() are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1}
TIME: 発生時刻
INTERVAL: System.gcのインターバル時間(ミリ秒単位)
意味: System.gcが短い間隔で発生しています。
チューニング対象の資源: ヒープ領域
注) ガーベジコレクションは、Full GCの情報を使用しています。
システムの処理
アプリケーションの処理はこのまま続行します。
ユーザの対処
Interstage管理コンソールのモニタでJava VMの性能情報を参照し、詳細メッセージに出力されている問題を解決するために必要なチューニングを実施してください。
チューニングの実施方法については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“ワークユニットの設計”の“予兆監視”を参照してください。
ワークユニット起動時や一時的に負荷の高い状態の場合、本メッセージが出力される場合があります。この場合、Interstage管理コンソールのモニタ画面でJavaVMのヒープ情報およびJavaVMのPerm領域情報に問題がなければ、メッセージを無視してください。
なお、アプリケーションでjava.lang.Systemクラスのgc()メソッドを明示的に発行している場合、IJServerの起動時または運用中に本メッセージが出力されることがあります。この場合、Interstage管理コンソールのモニタでJava VMのヒープ情報およびJava VMのPerm領域情報を確認し、枯渇などの問題がない場合は無視してください。
また、何らかの要因でJavaアプリケーションの実行環境が変わった場合には、たとえ実行するJavaアプリケーション自体に変更がない場合であっても、Javaアプリケーション実行時におけるオブジェクトの使われ方(オブジェクトの生成や不要となるタイミングなど)が変化し、それに伴ってガーベジコレクション処理の発生状況も変化する場合があります。
その結果、従来環境では出力されなかった本メッセージが、変更後の実行環境では出力されるようになることがあります。そのためJavaアプリケーションを変更しない場合であっても、以下の例のような要因でJavaアプリケーションの実行環境を変更した場合には、Javaヒープに関する指定を、再度、チューニングする必要があります。
例
アプリケーションサーバーのバージョンを変更した場合
JDK/JREのバージョンを変更した場合
実行モードを32ビットから64ビットの環境へ変更した場合
ハードウェアを変更した場合
OSを変更した場合