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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

70.1.18 ihs00018

IHS: ERROR: ihs00018: (%s1)%s2: make_sock: could not bind to address %s3 [%s4]

可変情報

%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:IPアドレス:ポート番号
%s4:Webサーバ名

意味

ソケットへのアドレス割り当てに失敗しました。
以下の原因が考えられます。

  • エラー詳細番号%s1が“OS 10049”で本メッセージが出力された場合は、無効なアドレスが指定されています。

  • Webサーバの起動時にエラー詳細番号%s1が“OS 10013”または“OS 10048”で本メッセージが出力された場合は、以下の原因が考えられます。

    • Webサーバ%s4で設定したIPアドレスおよびポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • Webサーバ%s4で設定したポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • 環境定義ファイル(httpd.conf)において、Listenディレクティブが同一のIPアドレスとポート番号の組合せで複数設定されています。

  • エラー詳細番号%s1が“126”で本メッセージが出力された場合は、無効なアドレスが指定されています。

  • Webサーバの起動時にエラー詳細番号%s1が“125”で本メッセージが出力された場合は、以下の原因が考えられます。

    • Webサーバ%s4で設定したIPアドレスおよびポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • Webサーバ%s4で設定したポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • 環境定義ファイル(httpd.conf)において、Listenディレクティブが同一のIPアドレスとポート番号の組合せで複数設定されています。

  • エラー詳細番号%s1が“99”で本メッセージが出力された場合は、以下の原因が考えられます。

    • 無効なアドレスが指定されています。

    • IPアドレス%s3が割り当てられているネットワークインタフェースが有効になっていない可能性があります。

  • エラー詳細番号%s1が“22”で本メッセージが出力された場合は、無効なアドレスが指定されています。

  • Webサーバの起動時にエラー詳細番号%s1が“98”で本メッセージが出力された場合は、以下の原因が考えられます。

    • Webサーバ%s4で設定したIPアドレスおよびポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • Webサーバ%s4で設定したポート番号%s3が、他のサービスで使用されています。

    • 環境定義ファイル(httpd.conf)において、Listenディレクティブが同一のIPアドレスとポート番号の組合せで複数設定されています。

システムの処理

Webサーバの起動処理を中止します。

ユーザの対処

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • 無効なアドレスが指定されている場合は、以下を確認してください。

    • Interstage管理コンソールのスタンドアロンサーバでバーチャルホストを設定している場合

      1. Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名(IPアドレスおよびポート番号%s3が含まれるバーチャルホスト)]をクリックします。

      2. 表示された[バーチャルホスト名:環境設定]画面の[IPアドレス]の設定に問題がないかを確認します。

        [IPアドレス]にIPv6アドレスを設定した場合は、[ポート番号]の設定に問題がないかを確認します。バーチャルホストの新規作成・変更を行う場合、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

      • バーチャルホストの[ポート番号]に、Webサーバの環境定義を設定する[Webサーバ名:環境設定]画面の[ポート番号]と同じポート番号を設定する。

      • バーチャルホストの[ポート番号]を省略する。

    • Interstage管理コンソールの管理サーバでバーチャルホストを設定している場合

      1. Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名またはサーバ名)] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名(IPアドレスおよびポート番号%s3が含まれるバーチャルホスト)]をクリックします。

      2. 表示された[バーチャルホスト名:環境設定]画面の[IPアドレス]の設定に問題がないかを確認します。

        [IPアドレス]にIPv6アドレスを設定した場合は、[ポート番号]の設定に問題がないかを確認します。バーチャルホストの新規作成・変更を行う場合、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

      • バーチャルホストの[ポート番号]に、Webサーバの環境定義を設定する[Webサーバ名:環境設定]画面の[ポート番号]と同じポート番号を設定する。

      • バーチャルホストの[ポート番号]を省略する。

    • 環境定義ファイル(httpd.conf)を編集してListenディレクティブにIPアドレスを設定している場合

      1. 環境定義ファイル(httpd.conf)のListenディレクティブの設定に問題がないかを確認します。Listenディレクティブの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。

  • 他のサービスでIPアドレスおよびポート番号%s3、またはポート番号%s3が使用されている場合は、以下の対処を行ってください。

    • Webサーバ%s4で設定したIPアドレスおよびポート番号%s3が、他のサービスに設定されているIPアドレスおよびポート番号と重複していないかを確認してください。

    • Webサーバ%s4で設定したポート番号%s3が、他のサービスに設定されているポート番号と重複していないかを確認してください。

    重複している場合は、そのサービスを終了させるか、異なるIPアドレスおよびポート番号、またはポート番号を設定してください。
    IPアドレスおよびポート番号の設定に問題がない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

  • 環境定義ファイル(httpd.conf)において、Listenディレクティブが同一のIPアドレスとポート番号の組合せで複数設定されている場合は、不要なListenディレクティブを削除してください。Listenディレクティブの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。


  • ネットワークインタフェースが有効になっていない可能性がある場合は、IPアドレス%s3が割り当てられているネットワークインタフェースの設定を確認してください。
    ネットワークインタフェースカードの設定に問題がない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

  • 上記に該当しない場合は、エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。