可変情報
%s1:ワークユニット名
%s2:アプリケーション名
%d :プロセスID
%s3:業務システム名
意味
ワークユニット配下で動作するサーバアプリケーションプロセスの起動処理で異常が発生しました。
システムの処理
ワークユニットに対する処理を中止します。
ユーザの対処
直前に出力されているイベントログメッセージ、または、標準エラー出力に出力されたメッセージの対処に従ってください。本メッセージの直前に関連するメッセージが出力されていない場合、下記の対処に従ってください。
【CORBAワークユニットの場合】
ワークユニット定義の“Start Log”(プロセス起動ログ採取)ステートメントに“YES”を指定し、プロセス起動時のログ出力機能を有効にして、ワークユニットを起動すると、ワークユニットのカレントディレクトリ配下に、“[プロセスID]_info.log”ファイルが出力されます。このファイルを参照し、アプリケーションプロセスの起動に必要な環境変数およびプロセス起動パラメタに過不足がないか確認してください。
※アプリケーション作成言語がJavaの場合はJavaに指定するオプションおよびクラスパスの設定が正しく行われているか確認してください。
CORBAアプリケーションがサーバの活性化を行う前にCORBAアプリケーションが終了した可能性があります。下記の活性化メソッド発行前のアプリケーション論理の見直しを行ってください。
[活性化メソッド]
C : CORBA_BOA_impl_is_ready(), CORBA_BOA_obj_is_ready()
C++ : CORBA::BOA::impl_is_ready(), CORBA::BOA::obj_is_ready(), PortableServer::POAManager::activate()
Java : org.omg.PortableServer.POAManager.activate()
COBOL : CORBA-BOA-IMPL-IS-READY, CORBA-BOA-OBJ-IS-READY
OOCOBOL : CORBA-BOA-IMPL_IS_READY, CORBA-BOA-OBJ_IS_READY
サーバアプリケーション情報の“proc_conc_max”(プロセス最大多重度)の値がワークユニット定義の“Concurrency”(プロセス多重度)の値またはプロセス多重度動的変更時に指定するプロセス多重度の値を上回るよう“proc_conc_max”(プロセス最大多重度)の値を登録してください。
標準エラー出力をファイルに割り当てている場合は、ファイル内にjava.lang.IncompatibleClassChangeErrorが出力されていないかを確認してください。
Java VMの長時間コンパイル処理の検出機能により、Javaプロセスが強制終了した可能性があります。“トラブルシューティング集”の“Java実行環境運用時の異常”を参照し、対処してください。
アプリケーションが動作対象のプラットフォーム向けにコンパイルされているか確認してください。
【トランザクションアプリケーションのワークユニット場合】
正しいライブラリがリンクされているか見直しを行ってください。
設定されていない場合は、正しく設定後、再度ワークユニットに対する処理を行ってください。
【全ワークユニット共通】
起動しているワークユニットのプロセス多重度の総数が増加した後、空きメモリが十分存在する状態で本メッセージが出力された場合、デスクトップヒープが使い果たされている可能性があります。
デスクトップヒープの枯渇については、“トラブルシューティング集”の“デスクトップヒープが枯渇した場合”を参照してください。
直前に出力されているコンソールメッセージ、または、標準エラー出力に出力されたメッセージの対処に従ってください。本メッセージの直前に関連するメッセージが出力されていない場合、下記の対処に従ってください。
【CORBAワークユニットの場合】
ワークユニット定義の“Start Log”(プロセス起動ログ採取)ステートメントに“YES”を指定し、プロセス起動時のログ出力機能を有効にして、ワークユニットを起動すると、ワークユニットのカレントディレクトリ配下に、“[プロセスID]_info.log”ファイルが出力されます。このファイルを参照し、アプリケーションプロセスの起動に必要な環境変数およびプロセス起動パラメタに過不足がないか確認してください。
※アプリケーション作成言語がJavaの場合はJavaに指定するオプションおよびクラスパスの設定が正しく行われているか確認してください。
CORBAアプリケーションがサーバの活性化を行う前にCORBAアプリケーションが終了した可能性があります。下記の活性化メソッド発行前のアプリケーション論理の見直しを行ってください。
[活性化メソッド]
C : CORBA_BOA_impl_is_ready(), CORBA_BOA_obj_is_ready()
C++ : CORBA::BOA::impl_is_ready(), CORBA::BOA::obj_is_ready(), PortableServer::POAManager::activate()
Java : org.omg.PortableServer.POAManager.activate()
COBOL : CORBA-BOA-IMPL-IS-READY, CORBA-BOA-OBJ-IS-READY
OOCOBOL : CORBA-BOA-IMPL_IS_READY, CORBA-BOA-OBJ_IS_READY
サーバアプリケーション情報の“proc_conc_max”(プロセス最大多重度)の値がワークユニット定義の“Concurrency”(プロセス多重度)の値またはプロセス多重度動的変更時に指定するプロセス多重度の値を上回るよう“proc_conc_max”(プロセス最大多重度)の値を登録してください。
標準エラー出力にjava.lang.IncompatibleClassChangeErrorが出力されていないかを確認してください。
【トランザクションアプリケーションのワークユニット場合】
・実行可能ファイルにリンクされているライブラリに対するパスが、ワークユニット定義のアプリケーション使用ライブラリに設定されていません。
・実行可能ファイルに正しいライブラリがリンクされていません。
設定されていない場合は、正しく設定後、再度ワークユニットに対する処理を行ってください。
上記以外の場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。