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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

66.5.4 EJB0304

EJB: WARNING: EJB0304: Failed to delete the resources because couldn't connect with CORBA Service: CODE=%d
EJB: 警告: EJB0304: CORBAサービスとの接続に失敗したため、資源削除処理に失敗しました: CODE=%d

可変情報

%d:詳細コード

意味

CORBAサービス、または、ネーミングサービスとの接続に失敗したため、IJServerの以下の資源削除処理に失敗しました。

  • IJServerのインプリメンテーションリポジトリID

  • IJServerに配備されているEJBアプリケーションのオブジェクトリファレンス

システムの処理

処理を続行します。
本メッセージが出力されてもisinitの初期化処理は続行します。

ユーザの対処

資源削除処理に失敗したため、CORBAサービス、ネーミングサービスの資源が残っている可能性があります。以下の対処を行ってください。

  • 詳細コードが1~2の場合
    インプリメンテーションリポジトリIDの削除とオブジェクトリファレンスの削除を行ってください。

  • 詳細コードが3~4の場合
    オブジェクトリファレンスの削除を行ってください。


インプリメンテーションリポジトリIDの削除方法

IJServerタイプが以下の場合に削除して下さい。

  • WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用

  • EJBアプリケーションのみ運用

  1. インプリメンテーションリポジトリIDの削除
    以下のコマンドを実行してインプリメンテーションリポジトリIDを削除してください。

    OD_impl_inst -d -r IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/[IJServer名]:1.0

    [IJServer名]には、過去に作成したIJServer名を指定します。


オブジェクトリファレンスの削除方法

  1. オブジェクトリファレンスの表示
    “odlistns -l”コマンドを実行してオブジェクトリファレンス情報を表示して、IJServerに配備されたEJBアプリケーション名(オブジェクトリファレンス名)を確認します。
    以下にオブジェクトリファレンスの詳細情報の見方を示します。

    *********************************************************************************
    Name(Type)      Object information(detail)
                    Default object information(detail)
    EJBSample(o) RMI:EJBSample.EJBSampleHome:0000000000000000, 
      (a)
    IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/WU0001:1.0, 
                         (b)
    (testhost:8002:1.1:UNICODE(UCS4))
    *********************************************************************************

    a) EJBアプリケーション名(オブジェクトリファレンス名)
    b) インプリメンテーションリポジトリ名

    上記により、インプリメンテーションリポジトリIDが以下であるオブジェクトリファレンスが、IJServerに配備されたEJBアプリケーションを表しています。

    • IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/{IJServer名}:1.0

  2. ネーミングサービスに登録されたオブジェクトリファレンスの削除
    以下のコマンドを実行してオブジェクトリファレンスを削除してください。

    OD_or_adm -d -n [EJBアプリケーション名]

注意

  • Interstageがtype3(リモートホストのネーミングサービス)を使用している場合はネーミングサービスが存在するサーバ上で実行してください。

  • isinit後、すぐに実施してください。

  • IJServerの作成後、そのIJServerへEJBアプリケーションを配備した後に実施すると必要な資源が削除されてしまいます。