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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

28.4 JAXWS0300番台のメッセージ

JAXWS0301: could not get binding from WSDL! service: {0} or port {1} not found in the WSDL {2}.

[可変情報]

{0}:WebServiceアノテーションのserviceNameメンバ値またはwebservice.xmlの<wsdl-service>要素名
{1}:WebServiceアノテーションのportNameメンバ値またはwebservice.xmlの<wsdl-port>要素名
{2}:WSDLファイルのパスまたはURL

[意味]

  • webservices.xmlの定義内容とWSDLファイルの定義内容の間に矛盾が存在します。

  • WebServiceアノテーションで指定したメンバの値とWSDLファイルの定義内容の間に矛盾が存在します。

[ユーザの対処]

当番号と同時に以下の出力が行われます。以下の原因と対処を行い再実行してください。

It could be because service and port names do not match WSDL's wsdl:service and wsdl:port names:
1. service and port names are not there in deployment descriptor OR
2. Either there is a typo in deployment descriptor's service and port names OR
3. The computed names from @WebService do not match wsdl:service and wsdl:port names
Suggest doing the following:
1. Add/Correct entries for service and port names in deployment descriptor OR
2. Specify targetNamespace, serviceName, portName in @WebService on the endpoint class

JAXWS0310: Cannot find dispatch method for {0}

[可変情報]

{0}:SOAPエンベロープの要素名

[意味]

SOAPエンベロープ内の要素名{0}に対応するWebサービスアプリケーションのメソッドを見つけることができません。該当のSOAPエンベロープ内の要素名がない場合は、{}が出力されます。

[ユーザの対処]

可変情報に出力されている内容を参照して、必要な場合は対処を行ってください。また、Webサービスクライアントが正しいWSDLファイルを使用しているか、Webサービスが非対応のメッセージを送信していないか確認してください。

JAXWS0311: Non unique body parts! In a port, as per BP 1.1 R2710 operations must have unique operation signature on the wire for successful dispatch. Methods {0} have the same request body block {1}. Method dispatching may fail, runtime will try to dispatch using SOAPAction.

[可変情報]

{0}:エンドポイントのメソッド名またはwsdl:operation要素のname属性の値
{1}:SOAPのsoap:Body要素の子要素のQname

[意味]

WS-I Basic Profile 1.1のR2710に準拠していません。
異なるオペレーションで、通信メッセージ内容の定義が重複している可能性があります。

[システムの処理]

処理を継続します。

[ユーザの対処]

Webサービスをアプリケーションから開発する場合は、主に以下の対処を行ってください。

  • オペレーションの間で、javax.jws.WebMethodアノテーションのoperationName属性に異なる値を指定してください。

  • エンドポイントのメソッド名が重複していないか確認してください。

Webサービスを作成済みのWSDL一式に基づいて開発する場合は、主に以下の対処を行ってください。

  • WSDLファイルの複数のwsdl:operation要素が同じwsdl:messageまたはxs:element要素を参照していないか確認してください。

  • WSDLファイルをWS-I Basic Profile 1.1のR2710に準拠させてください。

JAXWS0312: Unsupported Content-Type: {0} Supported ones are: {1}

[可変情報]

{0}:受信したメッセージのMIME型
{1}:サポートされるMIME型

[意味]

サポートされないMIME型を検出しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • Webサービスアプリケーション実行時に本メッセージが出力された場合

    • Webサービス利用者に提供しているWSDLに誤りがないか確認してください。

    • 接続先のURLに誤りがないかWebサービス利用者に問い合わせてください。

    • WSDLに従ったSOAPメッセージを送信しているかWebサービス利用者に問い合わせてください。

  • Webサービスクライアントアプリケーション実行時に本メッセージが出力された場合

    • 接続先のWebサービスが提供しているWSDLを利用してアプリケーションを開発しているか確認してください。

    • 接続先のURLを確認し、誤りがある場合は修正してください。

    • アプリケーションを確認し、利用しているAPIのパラメタや使用方法に誤りがある場合は修正してください。

    • Webサービス側でエラーやトラブルが発生していないか確認してください。

    • WSDLに従ったSOAPメッセージを送信しているかWebサービス提供者に問い合わせてください。

JAXWS0330: Couldn't create SOAP message due to exception:

[意味]

例外が発生したため、受信処理に失敗しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

直後に出力されるメッセージを参照し、対処を行ってください。

JAXWS0335: Couldn't create SOAP message. Expecting Envelope in namespace {0}, but got {1}

[可変情報]

{0}:期待されるnamespace
{1}:検出したnamespace

[意味]

SOAPメッセージのnamespaceに誤りがあります。

[ユーザの対処]

  • 送信側で発生した場合は、可変情報に示されたnamespaceに修正してください。

  • 受信側で発生した場合は、可変情報に示されたnamespaceに修正するように送信側に連絡してください。

JAXWS0354: XML reader error: {0}

[可変情報]

{0}:例外詳細情報

[意味]

XMLの解析処理に失敗しました。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • 可変情報に出力されている内容にWSDLのURIが出力されている場合は、WSDLが正しく提供されているか確認し、WSDL提供元の環境を見直し、再度実行してください。

  • 上記以外の場合は、可変情報に出力されている内容を参照して、必要な場合は対処を行ってください。

JAXWS0362: unexpected XML tag. expected: {0} but found: {1}

[可変情報]

{0}:本来の値として推測されたXMLタグ名
{1}:使用されたXMLタグ名

[意味]

予期しないXMLタグが指定されています。

[ユーザの対処]

可変情報に出力されている内容を参照して、必要な場合は対処を行ってください。

JAXWS0364:Unable to create StAX reader or writer

[意味]

StAXのjavax.xml.stream.XMLStreamReaderまたはjavax.xml.stream.XMLStreamWriterの作成に失敗しました。

[原因]

以下の原因が考えられます。

  • Webサービスに負荷がかかっている可能性があります。

  • ファイルが存在しないか、ファイルやディレクトリのアクセス権が正しく設定されていません。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • Webサービスが配備されているサーバの負荷状態を確認し、高負荷が継続する場合サーバの性能、台数を見直してください。

  • 本メッセージの後に続けて出力されるスタックトレースを参照し、対処を行ってください。