スレーブサーバのリポジトリを作成するには、マスタサーバのリポジトリデータをバックアップし、スレーブサーバのマシンにリストアする必要があります。
ここでは、マスタサーバのリポジトリデータをバックアップする方法について説明します。
マスタサーバのリポジトリデータのバックアップは、以下の手順で行います。
マスタサーバのリポジトリを停止します。
マスタサーバのマシン上でirepbacksysコマンドに-dataonlyオプションを指定して実行し、マスタサーバのリポジトリデータをバックアップします。irepbacksysコマンドは管理者権限で実行してください。
irepbacksysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。
例
バックアップ先ディレクトリ X:\Backup\irep\rep001_back
リポジトリ名 rep001
irepbacksys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -dataonly IREP: 情報: irep11000: バックアップが完了しました。 X:\Backup\irep\rep001_back [rep001]
バックアップファイル名(拡張子は含まない) /backup/irep/rep001_back
リポジトリ名 rep001
バックアップファイル名には、リポジトリデータをバックアップするファイル名を指定します。なお、拡張子を含まない形で指定してください。
irepbacksysコマンド実行後、/backup/irep/rep001_back.tar.gzが作成されます。
# irepbacksys -f /backup/irep/rep001_back -R rep001 -dataonly
UX:IREP: 情報: irep11000: バックアップが完了しました。 /backup/irep/rep001_back.tar.gz [rep001]