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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition9.3.2 セションのオープン、初期設定

クライアントは、Interstage ディレクトリサービスとの通信を開始する前に、セションのオープン、セションの初期化(セションハンドルオプションの設定)を行う必要があります。

  

セションのオープン

セションをオープンするには、以下の関数を使用します。

これらの関数は、セションを識別するためのセションハンドルを返します。

オープンした1つのセションを、複数のスレッドで共有することはできません。複数のスレッドを持つアプリケーションで使用する場合は、“アプリケーション作成の前に”の“複数のスレッドがInterstageディレクトリサービスと通信する場合”を参照してください。

  

セションの初期設定

クライアントは、該当するセションごとの動作環境を、セションハンドルオプションとして設定・参照できます。

セションハンドルオプションの設定、参照をするには、以下の関数を使用します。

以下の項目を設定、参照できます。

  

注意

  • LDAPプロトコルバージョンを指定する

    LDAPプロトコルのバージョンを指定しない場合、LDAP V2プロトコルが使用されます。Interstage ディレクトリサービスでは、LDAP V2プロトコルをサポートしていないため、セションハンドルオプションを使って、必ずLDAP V3プロトコルを指定してください。

      /* オプションの設定 ( LDAP_VERSION3 ) */
      optdata = LDAP_VERSION3;
      rtn = ldap_set_option( ld, LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION, (void *)(&optdata) );

    関数、およびセションハンドルオプションの値について詳しくは、“リファレンスマニュアル(API編)”の“セションのオープンとクローズインタフェース”、および“セションハンドルオプションの設定/参照インタフェース”を参照してください。