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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
FUJITSU Software

8.5.5 セションの管理

  他社連携時、SPとして動作するInterstage シングル・サインオンシステムにおけるセションの管理は、以下の点を除き、認証サーバ間連携時と同じです。

  認証サーバ間連携時のセションの管理については、“7.1.5 セションの管理”を参照してください。
  また、他社シングル・サインオンシステムにおける“セションが終了する時間”については、他社製品のドキュメントを参照してください。

  以降で、セションの管理機能の動作の詳細について説明します。

注1)“セションが終了する時間”は、AuthnStatement要素のSessionNotOnOrAfter属性の値を指します。
注2)認証サーバのInterstage管理コンソールにおいて、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定] > [認証サーバ間連携サービス詳細設定[表示]] > [自シングル・サインオンシステムの情報]の[セションのキャッシュ時間]で設定している値は無効です。

8.5.5.1 サインオン

  サインオン時の認証は、IdPである他社シングル・サインオンシステムで行います。SPとなるInterstage シングル・サインオンシステムで認証は行いません。

8.5.5.2 サインオフ

  サインオフは、認証サーバ間連携時のサインオフと同じです。認証サーバ間連携時のサインオフについては、“サインオフ”を参照してください。

8.5.5.3 強制サインオン

  強制サインオンの機能は、IdPである他社シングル・サインオンシステムに依存し、IdP側の強制サインオンの機能の有無に応じて以下のように動作します。(注)

  他社シングル・サインオンシステムの強制サインオンの機能の有無については、他社製品のドキュメントを参照してください。

注)リポジトリサーバのInterstage管理コンソールにおいて、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定] > [セション管理詳細設定[表示]] > [サインオン]の[強制サインオン]は無効となります。

8.5.5.4 強制サインオフ

  他社連携時の強制サインオフの機能は、IdP側の他社シングル・サインオンシステムに依存し、IdP側の強制サインオフの機能の有無に応じて以下のように動作します。

  他社シングル・サインオンシステムの強制サインオフの機能の有無については、他社製品のドキュメントを参照してください。

8.5.5.5 アイドル監視

  他社連携時のアイドル監視の機能は、IdP側の他社シングル・サインオンシステムに依存し、IdP側のアイドル監視の機能の有無、およびセションのキャッシュ時間に応じて以下のように動作します。

  他社シングル・サインオンシステムにおけるアイドル監視の機能の有無については、他社製品のドキュメントを参照してください。

8.5.5.6 再認証

  他社連携時の再認証の機能は、IdP側の他社シングル・サインオンシステムに依存し、IdP側の再認証の機能の有無に応じて以下のように動作します。(注)

  他社シングル・サインオンシステムにおける再認証の機能の有無については、他社製品のドキュメントを参照してください。

注)認証サーバのInterstage管理コンソールにおいて、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定] > [詳細設定[表示]] > [認証後の操作]の[再認証の間隔]で設定している値は無効です。

8.5.5.7 前回サインオン日時の確認

  他社連携利用時は、前回サインオン日時の確認はできません。前回サインオン日時を確認するURLにアクセスすると、“nothing”と表示されます。