Java EE運用環境では、OSのユーザー権限に基づいたロールによりアクセス制御が行われます。
Java EEの運用操作を行うユーザーは、OSのシステム管理者であるか、Interstage運用グループに属している必要があります。
以下に、ロールの概要を示します。各ロールに与えられる操作権限の詳細は、"権限と認証ユーザー"を参照してください。
Interstage運用グループのユーザー
以下の運用操作、参照、定義変更の権限を包含した操作全般を実行できます。asadminコマンドを使用したすべての操作を実行する権限を有します。
IJServerクラスタの作成、起動・停止ができます。また、Java DBなどのユーザアプリケーションが利用するサービスの運用操作も実行できます。
アプリケーション、システムの構成と現在の状態を参照できます。また、各種ログ情報も参照できます。
アプリケーションの新規作成/構成変更/配備などができます。また、アプリケーションが作成するリソースの新規作成/構成変更ができます。
OSのシステム管理者
OSのシステム管理者は、Interstage運用グループのユーザーが実行可能なすべての操作に加え、以下に示すようなサービスの起動・停止操作、Java EE環境の初期化操作、Java EE環境固有の特殊なユーザーの指定操作を実行することができます。
Interstage Java EE DAS/Interstage Java EE Node Agentサービスの起動・停止・起動状態参照操作
Java EE環境の初期化
サービス運用ユーザーの指定
OSのユーザーとロール
OSのユーザーとロールの関係は、以下のようになります。
実行権限 | OSのユーザー |
---|---|
Interstage運用グループのユーザー |
|
OSのシステム管理者 |
|
注) Solarisでrootを使用する場合、OSの設定変更が必要な場合があります。
Solarisでrootを使用する方法についての詳細は、「使用上の注意」-「Solarisでrootを使用する場合の注意事項」を参照してください。
Interstage運用グループについての詳細は、「Interstage Application Serverインストールガイド」を参照してください。