Symfowareの監査ログにスレッド情報とサーバーインスタンス名を出力する場合には、Interstage Application ServerでJDBC接続プールを定義する際にSymfowareの監査ログにアクセス情報を出力するように指定します。詳細は定義詳細とコマンド詳細を参照してください。定義したデータソースをJava EEのJNDI機能でlookupして使用してください。
製品構成
システム設計をする場合、以下の製品が必要となります。
Symfoware Server 9.0以降
Systemwalker Centric Manager V13以降
性能
監査ログを書き込む場合、データベースとの通信データ量が増加するため性能に若干の影響があります。このため、以下のようにデータソースを使い分けることをお勧めします。また、使用する場合には必ず性能評価を実施した上で使用してください。
データベースの検索のみで監査の必要がないアプリケーションの場合、スレッド情報とサーバーインスタンス名はアクセスログには出力しないデータソースを用意する。
データベースの更新処理を実行するような監査の必要があるアプリケーションの場合、スレッド情報とサーバーインスタンス名をアクセスログに出力するデータソースを用意する。
注意
同一のトランザクション内で異なるデータソースを同時に利用する場合、当該トランザクションの整合性を保つ必要があるため、分散トランザクションの形態になります。しかし、性能面や信頼性の問題で、分散トランザクションの利用はなるべく避けるべきなので、1つのトランザクション内では、1つのデータソースのみにアクセスするようにアプリケーションを設計してください。