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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

2.5.5 Java Standard Edition 6によるJSPの運用

本製品では、Java Standard Edition 6によるIJServerクラスタの運用をサポートします。
Webコンテナは、Java Standard Edition 6に合わせてJSPのコンパイル論理を変更し、コンパイル処理時間を大幅に短縮します。これによりJSP実行時にコンパイルした場合でも、レスポンスの復帰が早くなります。
なお、コンパイル論理の変更に関係なく、JSP事前コンパイルを使用している場合にはJSPのコンパイル処理は動作しません。


JSPのコンパイル論理が変わることで、JSPのコンパイル時に生成するファイルは以下の表のようになります。

表では、Javaバージョンによるコンパイル結果の違いを表します。生成される場所については、「JSPコンパイル結果格納ディレクトリ」を参照してください。

オペレーション

Java Standard Edition 5(1)

Java Standard Edition 6

配備時にJSP事前コンパイルを指定します。

Javaソースファイル、クラスファイルを生成します。

Javaソースファイル、クラスファイルを生成します。

JSP実行時にコンパイルを行います。(2)

ファイルを生成しません。(3)


注1)本バージョンでは、 Java Standard Edition 5は提供されていません。

2)Interstage Deployment Descriptor(sun-web.xml)のプロパティkeepgeneratedの指定により、Javaソースファイルの生成条件が変わります。詳細については、「3.2.3.2 Interstage Web application deployment descriptor (sun-web.xml)」を参照してください。
3)JSPの実行に影響はありません。ただし、JSPのコンパイルエラーにより原因究明のためJavaソースファイルを解析したい場合には、Interstage Deployment Descriptor(sun-web.xml)のオプションkeepgeneratedを指定してください。