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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express システム設計ガイド
FUJITSU Software

5.7 Linux for Intel64の製品と、他のLinux製品間の差異について

Linux for Intel64の製品と、他のLinux製品のInterstage Application Serverにおける機能差異について説明します。


サービス

機能

説明

参照マニュアル

Web Package

無償配布用Webサーバ

提供していません。

JDK/JRE

JDK/JRE

Java HotSpot(TM) Client VMをサポートしていません。

仮想メモリ量

32ビットOSでの使用量に対して大きく変化する場合があります。
マニュアルの情報を参照してください。

  • Javaヒープ
    ・使用上の注意
        32ビットOSから64ビットOSへの移植時の注意事項
    ・チューニングガイド
        Javaヒープのチューニング

  • スタック
    ・使用上の注意
        32ビットOSから64ビットOSへの移植時の注意事項

  • malloc()用領域(RHEL6(x86)/RHEL6(Intel64)の場合)
    ・使用上の注意
        Linux固有の注意事項
          RHEL6(x86)/RHEL6(Intel64)におけるOSの仮想メモリ管理について

CORBAサービス

アプリケーション開発

Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、C++、Java、COBOLです。OOCOBOLを使用することはできません。なお、C++言語のPOAは使用することができません。

IDLファイルから生成されるマッピング言語用のファイルは、アプリケーションが動作するシステムで作成したものを使用してください。

また、CORBAで定義されている基本データ型とC言語でのデータ型の対応について、以下の基本データ型は他のInterstage Application Server製品の場合と差異があります。

  • 本製品
    CORBA_longはintに対応
    CORBA_unsigned_longはunsigned intに対応

  • 他のInterstage Application Server
    CORBA_longはlongに対応
    CORBA_unsigned_longはunsigned longに対応

アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

キュー制御機能

キュー制御機能(queue_policy)を使用することはできません。

ロードバランス

ネーミングサービスと連携したロードバランスの運用をすることはできません。負荷分散のために、IPCOMを利用してください。

高信頼性システム運用ガイド「IPCOMを利用した負荷分散」

コンポーネントトランザクションサービス

トランザクションアプリケーション

サポートしていません。既存のトランザクションアプリケーションを本製品による運用環境に移行する場合は、CORBAアプリケーションに変更してください。

アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)「CORBAワークユニット」の「旧バージョンのアプリケーションからの移行方法」

運用操作

Interstage 運用API

提供していません。

Interstage統合コマンド

以下のコマンドにおいて、ロードバランスオプションは操作できません。

  • isinit

  • ismodifyservice

  • isstart

  • isstat

  • isstop

また、isregistdefコマンドで生成するInterstage動作環境定義において、LBO USEは使用できません。

リファレンスマニュアル(コマンド編)「Interstage統合コマンド」

負荷分散

IPCOM連携

以下のInterstage特有の負荷分散ポリシーを使用することができません。

  • 最小待ちメッセージ数

  • 最小通信バッファ使用率

マルチサーバ管理機能

アプリケーション配付・世代管理機能(Systemwalker Software Delivery連携)

提供していません。

マルチサーバ運用ガイド

データベース連携サービス

アプリケーション開発

Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語は、C、Javaです。C++を使用することはできません。

アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

その他

セション情報管理機能(SMO)

提供していません。

サーバマシン状態監視機能(SMM)

提供していません。


なお、他のLinux製品で構築した環境の資源をバックアップして、Linux for Intel64上で構築した環境にリストアして運用することはできません。