Java EEでは、以下のようなシステム形態を推奨しています。Java EE機能を使用してシステムを構築する場合は、このシステム形態を意識して設計します。
また、システムを構築する場合、システム設計者はInterstageが提供するJava EEのコンポーネントを組み合わせて自由にシステムを構築することができます。
Java EEの詳細については、「Java EE運用ガイド」を参照してください。
クライアント層
システムに接続するユーザインタフェースを提供します。Webブラウザを基本としていますが、Javaアプリケーションもクライアントとして想定されています。
プレゼンテーション層
プレゼンテーションのロジックをカプセル化したもので、システムを利用するクライアントからのリクエストを受け付け、ビジネスロジック層のサービスへの橋渡しなどを行ってレスポンスをクライアントに返送するサービスを提供します。この層では主として、ServletやJSPなどのコンポーネントが使用されます。
ビジネスロジック層
プレゼンテーション層などからの要求に応じて業務処理やデータ提供などのビジネスサービスを供給します。一般的にこの層で業務に関する処理が行われますが、既存システムなどの資産がある場合はEIS層のリソースを利用する場合もあります。この層では主として、Enterprise JavaBeans やWebサービスを使用してビジネスロジックが実装されます。
EIS層にあるサービス(処理やデータ)を利用する場合には、EIS層にある外部リソースや他システムなどと連携するための通信機能を提供するためにインテグレーション層を想定する場合があります。この層では、JDBCやconnectorなどのコンポーネントが使用されます。
EIS(Enterprise Information System)層
データベース、メインフレーム上で動作するレガシーシステムやパッケージソフトなどのリソースを提供します。