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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express 移行ガイド
FUJITSU Software

2.2 運用セキュリティ

ロールとログイン認証

J2EE機能の場合
Java EE機能の場合

J2EE機能とJava EE機能のロールとログイン認証の差異を以下に示します。

認証の種類

説明

ユーザリポジトリ

備考

J2EE環境

OS認証
(デフォルト)

OSのユーザでログイン認証を実行します。

OSに登録されたユーザリポジトリ

Interstage管理コンソールだけ認証。以下のロールから選択。

  • Administrators

  • Configurators

LDAP認証

Interstageディレクトリサービスと連携してログイン認証を実行します。

Interstageディレクトリサービスに登録されたユーザリポジトリ

Interstage管理コンソールだけ認証。以下のロールから選択。

  • Administrators

  • Configurators

  • Operators

  • Monitors

Java EE環境

OSレルムでの認証
(デフォルト)

OSのユーザでログイン認証を実行します。

OSに登録されたユーザリポジトリ

asadminコマンド(注1)/Java EE管理コンソールの認証。以下のグループに属するユーザだけログイン可能。

  • Interstage運用グループ

fileレルムでの認証

Fileに格納されたユーザでログイン認証を実行します。

Fileに登録されたユーザリポジトリ

asadminコマンド/Java EE管理コンソールの認証。以下のグループに属するユーザだけログイン可能。

  • asadminグループ

ldapレルムでの認証

Interstageディレクトリサービスと連携してログイン認証を実行します。

Interstageディレクトリサービスに登録されたユーザリポジトリ

asadminコマンド/Java EE管理コンソールの認証。以下のグループに属するユーザだけログイン可能。

  • asadminグループ

1)asadminコマンドを実行した場合だけ、認証が必要。


IJServer配下のプロセスの実効権限

J2EE機能の場合

IJServer配下のプロセスは、初期設定ではOSのシステム管理者の実効権限で動作します。実効権限は、IJServer単位でカスタマイズできます。


Java EE機能の場合

IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスは、初期設定ではOSのシステム管理者の実効権限で動作します。実効権限のカスタマイズは、Java EE運用環境全体に対して行います。J2EE機能との設定方法の差異は、"IJServer共通定義"を参照してください。