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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド
ETERNUS

D.2 事前準備

システムボリュームのバックアップ/リストアは、対象のサーバを停止した状態で行う必要があります。このため、バックアップ対象のサーバとは別に、バックアップ操作を行うサーバが必要です。したがって、2台以上のサーバ構成にする必要があります。

以下に、システムボリュームをバックアップ/リストアする場合の構成例を記載します。

図D.2 システムボリュームをバックアップ/リストアする場合の構成例

注意

バックアップ操作を行うサーバの、/etc/grub.confおよび/etc/fstabのルートパーティションは、デバイス名(/dev/sda1など)で指定してください。

通常、システムボリュームには“/”や“/boot”のボリュームラベルが設定されます。バックアップを行うと、ボリュームラベルが設定されているシステムボリュームが、バックアップ操作を行うサーバにコピーされます。そのため、バックアップ操作を行うサーバには、同じボリュームラベルを持つパーティションが複数存在することになります。/etc/grub.confおよび/etc/fstabのルートパーティションをボリュームラベル名(LABEL=/や/bootなど)で指定している場合は、ボリュームを特定できず、システムが起動しない可能性があります。

ポイント

バックアップ対象のサーバとバックアップ操作を行うサーバのOSが異なる場合は、「11.1.1 全般的な注意事項」の「異なるOS間でコピーを実施する場合の注意事項」を参照してください。