ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド
ETERNUS

8.1 Logical Unit単位バックアップ運用について

AdvancedCopy Managerは、ETERNUS VX700 seriesと連携したLogical Unit(ディスク)単位のバックアップ/リストアを行います。

通常業務ボリュームのバックアップ運用

AdvancedCopy Managerは、ETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を使用して、高速にLogical Unit(ディスク)単位のバックアップを行います。そのため、バックアップのための業務停止時間を大幅に短縮できます。

Symfowareと連携したバックアップ運用

Symfowareで構築されたデータベースを業務で使用している場合は、業務を停止することなく、高速にLogical Unit(ディスク)単位のバックアップを行います。

図8.1 Symfowareと連携したバックアップ運用例

ポイント

ETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を用いたバックアップでは、バックアップ実行時にスナップショットのボリュームが作成されます。そのため、あらかじめバックアップ先のボリュームを用意する必要はありません。

注意

  • ETERNUS VX700 seriesのスナップショットは業務ボリュームと同じ物理ストレージ内に作成されるため、操作ミスなどによるデータ削除に対する保護はできますが、物理ストレージの故障に対する保護はできません。そのため、物理ストレージの故障に対しては、VX700 seriesのノード間ミラーボリュームなどで対処してください。詳細は、ETERNUS VX700 seriesのマニュアルを参照してください。

  • AdvancedCopy Managerでは、Logical Unit単位バックアップ/リストア機能の対象ボリュームに対して以下の機能は利用できません。

    • スナップショットから二次媒体(ディスク、テープなど)へのバックアップ

    • スナップショット以外(ディスク、テープなどの二次媒体)からのリストア

  • バックアップ単位はLogical Unit(ディスク)です。パーティション単位によるバックアップ/リストアはできません。

  • リストア処理は、バックアップ元となる業務ボリュームに対してだけ可能です。リストア先を変更することはできません。

  • 本機能はPRIMECLUSTERなどのクラスタ運用には対応していません。また、PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクトが配置されたデバイスにも対応していません。