AdvancedCopy ManagerのマネージャーとエージェントをIPv4/IPv6アドレスの混在環境で使用する場合、以下の組合せが可能です。
運用管理サーバの | 管理対象サーバのIPアドレス環境 | ||
---|---|---|---|
IPv4 | IPv6 | IPv4/IPv6 | |
IPv4 | ○ (IPv4接続) | × | ○ (IPv4接続) |
IPv6 | × | ○ (IPv6接続) | ○ (IPv6接続) |
IPv4/IPv6 | ○ (IPv4接続) | ○ (IPv6接続) | ○ (IPv4/IPv6接続(注)) |
注: IPv4またはIPv6のどちらか(利用者がAdvancedCopy Managerに登録したIPアドレス)で接続。
ポイント
運用管理サーバのOSおよびAdvancedCopy ManagerにIPv4およびIPv6のIPアドレスを設定すると、IPv4アドレスを持つ管理対象サーバとIPv6アドレスを持つ管理対象サーバを1つの運用管理サーバで管理できます。
AdvancedCopy ManagerにIPv4およびIPv6のIPアドレスを設定する方法は、「10.3.4 stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
注意
IPv4の管理対象サーバとIPv6の管理対象サーバ間は通信できないため、IPv4/IPv6アドレスの混在環境では以下の機能を利用できません。
IPv4の管理対象サーバとIPv6の管理対象サーバ間でのサーバ間レプリケーション
管理対象サーバを管理情報一括バックアップサーバとした、管理情報一括バックアップ
OSにIPv4およびIPv6のIPアドレスが設定されていても、AdvancedCopy Managerに登録できる管理対象サーバのIPアドレスは、IPv4またはIPv6のどちらか一方だけです。
IPv4およびIPv6のIPアドレスを持つ管理対象サーバを、IPv6アドレスでAdvancedCopy Managerに登録した場合の通信可能範囲は、以下のとおりです。
図1.6 IPv4/IPv6アドレス混在環境での通信可否