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Symfoware Server V12.0.0  導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

6.1 対話形式でのアンインストール

以下の手順でアンインストールしてください。

  1. インスタンスの停止

  2. スーパーユーザーへの変更

  3. アンインストール

注意

  • クラスタシステムの場合、クラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションおよびSymfoware Serverのリソースを削除してから行ってください。
    その他の作業の詳細は、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。

  • X WindowのGNOME端末などの日本語表示環境において、symfo_removeコマンドを実行した場合、文字列が途中から重複表示されるなど、日本語を含む文字列が正しく表示されないことがあります。symfo_removeコマンドの動作に影響はありません。

  • symfo_removeコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGと表示環境はあわせてください。設定があっていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
    なお、日本語が表示可能なLANGはja_JP.UTF-8です。

  • 全角文字および以下の半角文字を入力すると、symfo_removeが正しく動作しない場合があるため入力しないでください。

    "、#、$、&、'、(、)、^、~、\、|、@、`、[、]、{、}、;、:、<、>、タブ

  • アンインストール後、インストール先のディレクトリが残る場合があります。不要な場合は削除してください。

  • WebAdminで運用を実施している場合、アンインストール前に以下のファイルをバックアップしてください。
    アンインストール後に再度インストールを実施しても、WebAdminからインスタンスが認識できなくなります。
    再度インストール後にWebAdminで運用を実施する場合は、バックアップした以下のファイルをインストール後に置き換えてください。

    インストールディレクトリ/gui/data/gui-instances
  • インスタンスの自動起動・停止を設定している場合は、以下のコマンドを実行して無効化した後、登録を解除してください。

    chkconfig <自動起動停止を行うシェルスクリプト名> off
    chkconfig --del <自動起動停止を行うシェルスクリプト名>
    # chkconfig rc_symfosv_open_inst1 off
    # chkconfig --del rc_symfosv_open_inst1

1) インスタンスの停止

アンインストールする製品を利用しているすべてのインスタンスを停止します。

WebAdminを使用する場合

[監視]メニュー画面で、[停止]ボタンをクリックします。

サーバコマンドを使用する場合

pg_ctlコマンドのstopモードを実行します。

$ pg_ctl stop -D /database/inst1

2) スーパーユーザーへの変更

以下のコマンドを実行して、システムのスーパーユーザーになります。

$  su -
Password:******

3) アンインストール

以下の手順でアンインストールを行います。

ここでは、Symfoware Server Standard Edition 64bit V12.0.0をアンインストールする場合を例にとって説明します。

参照

Symfoware Server クライアント機能をアンインストールする場合は、“導入ガイド(クライアント編)”を参照して、アンインストールしてください。

1. アンインストール処理の開始

symfo_removeコマンドを実行し、アンインストールを開始します。

# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG
# インストールディレクトリ/setup/symfo_remove
2. アンインストールの確認

アンインストールの確認画面が、以下のように表示されます。アンインストールを開始する場合は、“y”を入力してください。

"Symfoware Server Standard Edition 64bit V12.0.0"をアンインストールします。

アンインストールを開始しますか?
y: アンインストールを開始します
q: アンインストールせずに終了します
[y,q](省略値はq): y
3. アンインストール状態の表示

アンインストール処理の画面が、以下のように表示されます。

アンインストールを開始します。
アンインストールが終了しました。

参考

上記の処理中は、キャンセル(CTRL+Cおよびkill -15)を禁止しています。

強制終了させる場合は、以下の手順で操作してください。

  1. 以下のコマンドを実行してプロセスIDを特定します。

    # ps -af | grep symfo_remove
    表示例
    root     21176 18612  0 01:21 pts/0    00:00:00 /bin/sh /opt/symfoserver64/setup/symfo_remove
    root     21289 17480  0 01:21 pts/1    00:00:00 grep symfo_remove
  2. 以下のコマンドを実行してプロセスを強制終了します。

    # kill -9 21176
4. 終了メッセージの表示と確認

アンインストールが終了したときに、アンインストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。

正常終了の場合

アンインストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

"Symfoware Server Standard Edtion 64bit V12.0.0"のアンインストールが正常終了しました。
異常終了の場合

アンインストール中に何らかの異常が発生した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

"Symfoware Server Standard Edtion 64bit V12.0.0"のアンインストールが異常終了しました。

注意

アンインストールの途中でエラーが発生した場合は、以下のように対処してください。

  1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

  2. 再度、symfo_removeコマンドを実行します。