設定ファイルの変更が必要な項目を変更します
データベースの設定ファイル変更
以下の設定ファイルをテキストエディタで開いてください。
/var/opt/FJSVctbss/pgsql/data/postgresql.conf
max_prepared_transactionsプロパティの既存の値に、50を追加します。
max_connectionsプロパティの既存の値に、210を追加します。
例:
max_prepared_transactions=100 max_connections=420
APP用ドメインの設定ファイル変更
以下の設定ファイルをテキストエディタで開いてください。
/opt/FJSVctbss/app/setup/glassfish.properties
MAIL_HOST項目の<mail server hostname>を、SMTPサーバのホスト名またはIPアドレスに置き換えてください。
例:
MAIL_HOST=smtp.example.com
APPの設定ファイルの変更
以下の設定ファイルをテキストエディタで開いてください。
/opt/FJSVctbss/app/setup/configsettings.properties
APP_BASE_URL項目の<host>に、クライアントからアクセスできるIPアドレスまたは名前解決できるホスト名を使用してください。
https://<host>:8880/fujitsu-bss-app
例:
https://SERVER001:8880/fujitsu-bss-app
BSS_WEBSERVICE_URL項目の<server>を、セットアップしたサーバのコンピュータ名に置き換えてください。
https://<server>:8081/{SERVICE}/v1.5/BASIC?wsdl
例:
https://SERVER001:8081/{SERVICE}/v1.5/BASIC?wsdl
指定するコンピュータ名は、bes-domainドメインのサーバ証明書の所有者のCNで指定されている情報と同じである必要があります。
サーバ証明書の所有者のCNは以下のコマンドで確認できます。
/opt/FJSVctbss/jdk7/bin/keytool -export -rfc -alias s1as -keystore /opt/FJSVctbss/glassfish3/glassfish/domains/bes-domain/config/keystore.jks -file ctmgbss.crt -storepass changeit /opt/FJSVctbss/jdk7/bin/keytool -printcert -file ctmgbss.crt -storepass changeit
コマンドを実行すると以下のような情報が出力されます。
所有者: CN=WIN-UBVC92LJ386, OU=GlassFish, O=Oracle Corporation, L=Santa Clara, ST=California, C=US
発行者: CN=WIN-UBVC92LJ386, OU=GlassFish, O=Oracle Corporation, L=Santa Clara, ST=California, C=US
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作成されたファイルctmgbss.crtは必要に応じて削除してください。
APPデータベースに必要な構成情報ファイルの変更
以下の設定ファイルをテキストエディタで開いてください。
/opt/FJSVctbss/app/svctrl/RORIntegration/fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC/resources/appconfiguration.sql
ファイル内の以下の文字列を、環境に合わせて変更します。
文字列 | 説明 |
---|---|
<ROR user> | RORのユーザーID。ROR上の自組織用テナントへのアクセスに使用します。 |
<ROR password> | ”IAAS_API_USER”に指定したユーザーIDのパスワード。ROR上の自組織用テナントへのアクセスに使用します。 |
<ROR tenant> | ”IAAS_API_USER”に指定した利用者が所属するテナント名 |
<ROR endpoint URL> | RORのL-Platform APIが動作しているURLを以下の形式で指定します。 https://<ROR server>:<port>/cfmgapi/endpoint <ROR server>:RORサーバのホスト名。本値はRORのサーバ証明書に登録されている情報と一致している必要があります。情報の確認については“4.3.3 証明書のサーバの情報の確認”を参照してください。 <port>:RORの管理機能APIが動作しているポート番号(デフォルト:8014)を指定します。 |
例
INSERT INTO configurationsetting (settingkey, settingvalue, controllerid) VALUES ('IAAS_API_USER', 'ctmg.ror', 'ess.ror'); INSERT INTO configurationsetting (settingkey, settingvalue, controllerid) VALUES ('IAAS_API_PWD', '_crypt:ctmg.ror', 'ess.ror'); INSERT INTO configurationsetting (settingkey, settingvalue, controllerid) VALUES ('IAAS_API_TENANT', 'ctmgtenant', 'ess.ror'); INSERT INTO configurationsetting (settingkey, settingvalue, controllerid) VALUES ('IAAS_API_URI', 'https://server002:8014/cfmgapi/endpoint', 'ess.ror');