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SystemwalkerService Catalog Manager ServerViewResource Orchestrator連携ガイド
FUJITSU Software

4.2 サービスコントローラーの配備と構成設定

以下の手順に従って、サービスコントローラーの構成を設定し、APPフレームワークの動作するドメインにサービスコントローラーを配備してください。

  1. APPデータベースに必要な構成情報を登録します。

    下記対象スクリプトファイル内のパラメーターを設定してください。

    • 対象スクリプトファイル:appconfiguration.sql

    • 対象スクリプトファイル格納フォルダ:

      【Windows】

      %SWCTMG_HOME%\app\svctrl\RORIntegration\fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC\resources

      【Linux】

      /opt/FJSVctbss/app/svctrl/RORIntegration/fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC/resources

    変更が必要なパラメーターの意味は以下のとおりです。

    名前

    説明

    BSS_ORGANIZATION_ID

    ROR連携機能の技術サービス定義を登録する、CT-MGに登録された技術サービス開発部門の組織IDを指定します。

    ファイルの初期値として、CT-MG本体のセットアップ後に登録されているシステム運用管理部門が技術サービス開発部門を兼任することを前提として、"PLATFORM_OPERATOR"が設定されています。

    IAAS_API_LOCALE

    ROR APIへのアクセスに使用するロケールです。RORのロケール(”ja”もしくは”en”)を指定します。

    IAAS_API_USER

    RORのユーザーIDを指定します。RORのテナントへのアクセスに使用します。

    IAAS_API_PWD

    RORのテナントへのアクセスに使用する、”IAAS_API_USER”に指定したユーザーIDのパスワードを指定します。以下の形式で指定してください。

    _crypt:<plain text password>

    APPデータベースは、プレーンテキストのパスワードを自動的に暗号化して記録します。

    IAAS_API_TENANT

    ”IAAS_API_USER”に指定した利用者が所属する、テナント名を指定します。

    IAAS_API_URI

    RORのL-Platform APIのURLを指定します。以下の形式で記述します。

    https://<ROR server>:<port>/cfmgapi/endpoint

    <ROR server>: 本値はRORのサーバ証明書に登録されている情報と一致している必要があります。情報の確認については“4.3.3 証明書のサーバの情報の確認”を参照してください。

    <port>: RORの管理機能APIが動作しているポート番号(デフォルト:8014)を指定します。

  2. サービスコントローラーを登録します。以下のコマンドを実行してください。

    【Windows】

    %SWCTMG_HOME%\fjsvpgs91_64\bin\psql.exe -p <データベースのポート番号(デフォルト:5443)> -U bssappuser -d bssapp < %SWCTMG_HOME%\app\svctrl\RORIntegration\fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC\resources\appconfiguration.sql

    【Linux】

    /opt/FJSVctbss/fjsvpgs91/bin/psql -p <データベースのポート番号(デフォルト:5443)> -U bssappuser -d bssapp < /opt/FJSVctbss/app/svctrl/RORIntegration/fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC/resources/appconfiguration.sql
  3. APPのドメイン(app-domain)にサービスコントローラーのアーカイブを追加します。アーカイブは、同梱されているfujitsu-bss-app-ror-sample.earを使用します。

    以下のコマンドを実行してください。

    【Windows】

    %SWCTMG_HOME%\glassfish3\bin\asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u <Java EE 実行環境管理者のユーザー名> deploy %SWCTMG_HOME%\app\svctrl\RORIntegration\fujitsu-bss-app-ror-sample.ear

    【Linux】

    /opt/FJSVctbss/glassfish3/bin/asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u <Java EE実行環境管理者のユーザー名> deploy /opt/FJSVctbss/app/svctrl/RORIntegration/fujitsu-bss-app-ror-sample.ear
  4. APP用ドメインをサービス化し、サーバ起動時にAPP用ドメインが自動起動するよう設定します。下記コマンドを実行してください

    【Windows】

    %SWCTMG_HOME%\glassfish3\bin\asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u <Java EE 実行環境管理者のユーザー名> create-service --name SWCTMGAPP app-domain
    call "C:\Windows\System32\sc.exe" config SWCTMGAPP displayName= "Systemwalker Service Catalog Manager APP Server"
    %SWCTMG_HOME%\glassfish3\bin\asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u <Java EE 実行環境管理者のユーザー名> create-jvm-options -Xrs

    【Linux】

    /opt/FJSVctbss/glassfish3/bin/asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u < Java EE 実行環境管理者のユーザー名> create-service app-domain
    /opt/FJSVctbss/glassfish3/bin/asadmin -p <APP用ドメインのJava実行基盤の管理ポート番号(デフォルト:8848)> -u < Java EE 実行環境管理者のユーザー名> create-jvm-options -Xrs

注意

セットアップ完了後、以下のファイルに記述されているパスワードを削除してください。

【Windows】

%SWCTMG_HOME%\app\svctrl\RORIntegration\fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC\resources\appconfiguration.sql

【Linux】

/opt/FJSVctbss/app/svctrl/RORIntegration/fujitsu-bss-app-ror-sampleSRC/resources/appconfiguration.sql