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Systemwalker Service Catalog Manager 運用ガイド システム運用管理部門編
FUJITSU Software

7.1 売上配分率の定義

サービス提供部門がサービス仲介部門やサービス提供代行部門と協力してサービスを販売する場合もあります。通常は、サービス仲介部門とサービス提供代行部門には、システム運用管理部門およびサービスを公開する対象のサービスポータルのサービスポータル運用部門と同様に、サービスの売上が分配されます。Systemwalker Service Catalog Managerは、サービスを利用したサービス利用部門に対する請求データを利用して、これらの売上の配分を計算します。

システム運用管理部門への売上配分計算は、サービス仲介部門やサービス提供代行部門が提供したサービスにも適用されます。

サービス提供者・サービス仲介者・サービス提供代行者・サービスポータル管理者は、指定した期間内の売上配分のレポートを作成し、エクスポートできます。システム運用管理者は、登録されているすべてのサービス提供部門・サービス仲介部門・サービス提供代行部門・サービスポータル運用部門のデータをエクスポートできます。エクスポートしたデータを会計システムなどに転送すれば、それらのシステムと連携できます。詳細は請求データの処理を参照してください。

売上配分率はシステム運用管理者が定義します。

上配分率とは、サービスポータル運用部門・サービス仲介部門・サービス提供代行部門が全売上の何パーセントを取得し、残りの何パーセントをサービス提供部門やシステム運用管理部門に渡すのか、という定義です。

システム運用管理部門・サービスポータル運用部門・サービス提供部門・サービス提供代行部門・サービス仲介部門といった関連部門間であらかじめ合意されている配分率を指定してください。

システム運用管理部門は、合意に基づいた正しい値を入力する責任があります。パーセンテージの合計値が100%を超えても構いません。意図的に、このような値を入れる場合もあります。

例えば、サービス提供部門が特定期間に特定サービスの販売強化を行うため、サービス仲介部門またはサービス提供代行部門の配分率を80%に上げたとします。これに加え、サービス提供部門はサービスポータル運用部門にも30%を、システム運用管理者に10%を支払う必要があったとします。このように設定すると合計値は120%になるため、サービス提供部門への配分はマイナスになります。

配分率の定義には以下の方法があります。