バックアップ完了後に、バックアップファイルからリストアする方法について説明します。
サービスの停止
データベースサービスを停止します。停止の方法は”9.1 起動/停止”を参照してください。
データベースのデータディクショナリの削除
以下のデータベースのデータディクショナリフォルダを削除します。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\pgctbss\data
【Linux】
/var/opt/FJSVctbss/pgsql/data/
データベースのデータディクショナリの復元
“9.4.1 オンラインバックアップ”で作成したデータベースのデータディクショナリフォルダを、以下のフォルダにコピーします。
【Windows】
%SWCTMG_HOME%\pgctbss
【Linux】
/var/opt/FJSVctbss/pgsql
WALログファイルの復元
【Windows】
以下のフォルダを作成し、“9.4.1 オンラインバックアップ”内、WALログファイルのコピーコマンドで作成されたWALログファイルをにコピーします。
%SWCTMG_HOME%\pgctbss\pg_xlog
【Linux】
/var/opt/FJSVctbss/pgsql/pg_xlog
リストア設定ファイルの編集
【Windows】
以下のリストア設定ファイルをデータベースディクショナリフォルダにコピーします。コピー後、拡張子”.conf.sample”を”.conf”に変更します。
%SWCTMG_HOME%\ fjsvpgs91_64\share\recovery.conf.sample
編集対象パラメーターと変更後の値は以下です。
・restore_command='<WALログファイルのコピーコマンド>'
WALログファイルのコピーコマンドは以下を参考に編集してください。
【Windows】
例:
copy "<アーカイブディレクトリ作成先の絶対パス>\\%f" "%p"
注意
アーカイブディレクトリ作成先の絶対パスを設定する際、"\"を"\\"に変換してください。
例:”C:\\Fujitsu\\Systemwalker\\SWCTMG\\archivedir”
【Linux】
以下のリストア設定ファイルをデータベースディクショナリフォルダにコピーします。コピー後、拡張子”.conf.sample”を”.conf”に変更します。
/opt/FJSVctbss/fjsvpgs91/share/recovery.conf.sample
編集対象パラメーターと変更後の値は以下です。
・restore_command='<WALログファイルのコピーコマンド>'
WALログファイルのコピーコマンドは以下を参考に編集してください。
例:
/bin/cp -f <アーカイブディレクトリ作成先の絶対パス>/%f %p
参考
バックアップ実行時に、%pはコピー元ファイル名に、%fはコピー先ファイル名に自動的に変換されます。
サービスの起動
データベースサービスを起動します。サービス起動時にリストアが自動的に実行されます。起動の方法は”9.1 起動/停止”を参照してください。
リストア結果の確認
Systemwalker Service Catalog Manager管理ポータルおよびサービスポータルにアクセスし、バックアップしたファイルが復元されていることを確認します。