ソフトウェアパラメーター設定機能は、ServerView Resource Orchestratorの追加機能として提供されます。また、クローニングイメージを作成する場合には、本機能固有の手順が必要になります。
ServerView Resource Orchestratorに追加される機能や手順について、以下に説明します。
L-Platform管理
L-Platformを配備するときにソフトウェアのパラメーターを設定するため、L-Platform管理の一部として、RORコンソールに機能が追加されます。
設定するパラメーターの値を選択
[L-Platform]タブでL-Platform利用申請をした場合に、[構成変更]ページでパラメーターの値を選択することができます。パラメーターの値やパラメーターの選択肢は、L-Platformテンプレートで定義できます。
配備時にパラメーターを設定
[L-Platform]タブでL-Platform利用申請をすると、配備したL-Serverのソフトウェアにパラメーターを設定します。このとき、管理サーバから配備したL-Serverに通信して、ソフトウェアにパラメーターを設定します。
L-Platformテンプレート管理
ソフトウェアのパラメーターやパラメーターに設定する値は、L-Platformテンプレートの一部として定義します。このため、L-Platformテンプレート管理の一部として、RORコンソールやコマンドに機能が追加されます。
ソフトウェアパラメーター設定機能に関連するL-Platformテンプレートを、以下に説明します。
ソフトウェア設定情報
ソフトウェアに設定できるパラメーターの一覧やパラメーターを設定する方法が定義できます。ただし、ソフトウェア設定情報はパラメーターを定義するだけのものです。このため、対応するソフトウェア情報と関連づける必要があります。一部のミドルウェアは、ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報との関連づけをしたものが登録されています。
パラメーター情報
ソフトウェア設定情報で定義したパラメーターに対して、設定する値を定義できます。画面上でパラメーターの値を指定するには、コンボボックスの中から選択します。パラメーター情報は、この1つの選択肢を定義するものです。
テンプレート情報
テンプレート情報は、ネットワーク、L-Server、ディスクなどのL-Platformの構成を定義するものです。この中で、ソフトウェアのパラメーターに設定する値の選択肢も定義できます。パラメーターに設定する値は、パラメーター情報で指定します。画面上でパラメーターの値はコンボボックスで選択します。この選択肢を定義することができます。
L-Platformテンプレートを構成する各種情報の相互関係を以下に示します。
図1.1 L-Platformテンプレートを構成する各種情報の相互関係図
クローニングイメージの作成
クローニングイメージを作成する場合には、本機能固有の以下の手順が必要になります。
L-Serverにエージェントのインストール
ソフトウェアにパラメーターを設定するには、管理サーバから配備したL-Serverに通信する必要があります。このためには、L-ServerにSystemwalker Software Configuration Managerのエージェントをインストールする必要があります。
ソフトウェア情報が登録されているミドルウェア
ソフトウェア情報が登録されているミドルウェアは、インストールの手順に従ってインストールしてください。この手順でミドルウェアをインストールすると、配備後にミドルウェアが正常に動作します。OSのIPアドレスやホスト名が変更されると影響を受けるミドルウェアは、配備後に新しいIPアドレスやホスト名をソフトウェアパラメーター設定機能で設定します。