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Systemwalker Desktop Patrol 解説書
FUJITSU Software

2.1.10 運用状況の表示と運用対処

運用状況の表示

メインメニューのトップ画面「状況画面」で、Systemwalker Desktop Patrolの運用状況が短時間で把握できる機能です。

「状況画面」の集計情報一覧を表示・参照することで、以下のことが可能となります。

  1. 「状況画面」を参照するだけで、業務への影響の有無が一目で把握できます。

  2. 複数観点の集計項目別の状況が把握できるため、業務を遂行していくために何が問題となってくるのかが即座に判断できます。

    各集計項目は、以下のとおりです。

    • インベントリ情報が収集されていないPC

    • セキュリティパッチが適用されていないPC

    • セキュリティポリシーに違反しているPC

    • 省電力ポリシーに違反しているPC

    • ライセンスがないソフトウェアを導入しているPC

    • 期限が超過している契約

    • 期限が近づいている契約

    • 棚卸が完了していない機器

    • 未登録機器として検出された機器

  3. 集計項目別に詳細な情報が表示されますので、項目に関する問題点の絞り込みが容易となります。

    詳細情報は、以下のとおりです。

    • 部門別の集計

    • 項目別の集計

  4. 集計項目別に該当PC/機器/契約を表示しますので、該当PC/機器/契約を絞り込む手間が省け、即座に該当PC/機器/契約に対する対処が可能となります。

  5. Systemwalker Desktop Keeperを導入しているシステムでは、Systemwalker Desktop Keeperへのログイン操作の手順が省け、更に「状況画面」でSystemwalker Desktop Keeperの状況(操作ログ結果等)も含めて表示されますので、「状況画面」1画面で、個々の製品観点での確認が可能となります。


運用対処

「状況画面」の集計項目別の結果から問題のあるPC/機器/契約を検出/参照した操作の延長で、資産管理の見直し、各PC/機器/契約に対する自動対処、利用者に対する注意喚起などの運用対処も可能となります。

「状況画面」で可能な運用対処は、以下のとおりです。

  1. メッセージ送信

    • 問題のあるPC/機器/契約にメッセージを送信し、PC/機器/契約の利用者に対して運用上問題のある利用方法であることを自覚してもらうことができます。

    • 運用設定の診断結果画面を使用した運用を実施しているにも関わらず集計項目に該当するPC/機器/契約は、利用者が運用設定の診断結果画面で対処を実施していないことになりますので、メッセージ送信を利用して対処を促すことができます。

    • メッセージ送信はインベントリ情報画面からも対処可能です。利用者にメッセージを送りたい時に利用できます。

  2. インベントリ収集

    インベントリを収集します。
    インベントリを収集のスケジュールを待たずに即座に収集できます。

  3. インベントリ削除

    インベントリを削除します。
    Systemwalker Desktop Patrolの管理上、不要となったインベントリ情報をすべて削除できます。

  4. セキュリティパッチの適用

    セキュリティパッチを適用します。
    利用者がセキュリティパッチを適用しない、セキュリティパッチの適用方法が分からない時に使用します。

  5. セキュリティ設定の変更

    セキュリティポリシーに従った内容で、セキュリティ設定を変更します。

    以下のような場合に使用できます。

    • システム管理者や部門管理者が複数PC/機器/契約を管理している場合の一括対処

    • 診断画面を使用しない運用において、利用者がセキュリティ設定の変更方法が分からない場合のリモートによる対処

  6. 省電力設定の変更

    省電力ポリシーに従った内容で、省電力設定を変更します。

    利用者が省電力設定を変更しない、省電力設定の変更方法が分からない時に使用します。

  7. その他、各項目に沿った対処が行えます。