Systemwalker Desktop Keeperのクライアント(CT)をインストールしたPCでは、ポリシーの設定によって、ファイルやフォルダの持出しを制限(禁止)されている場合があります。このときは、エクスプローラなどからファイルやフォルダを持出すことはできません。
禁止対象のドライブからファイルを持ち出そうとした場合、クライアント(CT)ではエラーメッセージが表示されます。
なお、禁止対象のドライブに対する以下の操作は禁止されません。
フォルダの新規作成
フォルダのコピー(ただし、フォルダ配下のファイルはコピーされません)
フォルダの削除(ただし、フォルダ配下にファイルが存在する場合は削除されません)
リムーバブルドライブ、ネットワークドライブ上のファイルの削除
ファイルやフォルダを持ち出すには、持出しユーティリティを使用します。
持出しユーティリティを使用すると、Systemwalker Desktop Keeperのクライアント(CT)をインストールしたPCのドライブなどから、リムーバブルメディアなどにファイルやフォルダを持ち出すことができます。
持出し元ファイル名(フルパス)として指定できるパス長は、218文字までです。
以下に、持出しユーティリティの起動方法および画面構成について説明します。
起動する
持出しユーティリティの起動方法について説明します。
持出しユーティリティを、以下のいずれかの方法で起動します。
クライアント(CT)をインストールしたPCの[スタート]/[アプリ]から[Systemwalker Desktop Keeper]-[クライアント]-[ファイル持出しユーティリティ]を選択します。
エクスプローラからファイルまたはフォルダを右クリックし、[送る]-[Desktop Keeper ファイル持出しユーティリティ]を選択します。
ファイルまたはフォルダを、デスクトップの[Desktop Keeper ファイル持出しユーティリティ]アイコンにドラッグ&ドロップします。
→[ファイル持出しユーティリティ]画面が表示されます。
[ファイル持出しユーティリティ]画面の各部の名称を説明します。
[ファイル持出しユーティリティ]画面のメニューバーおよびツールバーについて説明します。
メニューバー | ツール | 機能概要 | |
---|---|---|---|
[ファイル] | [ファイルの追加] |
| ファイル選択画面を表示します。持ち出すファイルを選択します。 |
[フォルダの追加] |
| フォルダ選択画面を表示します。持ち出すフォルダを選択します。 | |
[ファイルの削除] |
| ファイル持出し一覧に表示されているファイルやフォルダを削除します。 | |
[持出し実行] |
| 平文または暗号化によるファイルやフォルダの持出しを行います。 | |
[ドライブのフォーマット] | - | ドライブのフォーマットを行います。 | |
[CD-RW/DVD-RW消去] | - | CD-RW/DVD-RWメディアの全データ消去を行います。
| |
[アプリケーションの終了] | - | 持出しユーティリティを終了します。 | |
[表示] | [持出しファイルのフルパス表示] |
| ファイル持出し一覧のパス表示の有り/無しを切り替えます。 |
[持出し先参照] |
| [持出し先の参照]画面を表示します。 | |
[ヘルプ] | [オンラインヘルプ] |
| オンラインマニュアルを表示します。 |
[バージョン情報] | - | 著作権情報およびバージョン情報を表示します。 |
注) 各OSは、以下のとおりです。
Windows® 7 Ultimate
Windows® 7 Enterprise
Windows® 7 Professional
Windows® 7 Home Premium
Microsoft® Windows® XP Professional(ServicePack3以降)
Microsoft® Windows® XP Home Edition(ServicePack3以降)
Windows Vista® Home Basic
Windows Vista® Home Premium
Windows Vista® Business
Windows Vista® Enterprise
Windows Vista® Ultimate
Windows® 8 Pro
Windows® 8 Enterprise
ポリシーの設定によっては、持出し方式選択ボタンが表示されない場合があります。
項目名 | 説明 |
---|---|
[通常持出し] | ファイルやフォルダをそのまま持ち出すことができます。 |
[暗号化持出し] | ファイルやフォルダを暗号化して持ち出すことができます。 |
ポリシーの設定によっては、持出し理由入力欄が表示されない場合があります。
持出し理由入力欄が表示されている場合は、必ず入力してください。
持出し理由は200バイトまで入力できます。改行コードやタブは、入力できません。