FUJITSU Software Linkexpress メッセージ集
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第5章 診断コード> 5.7 エラー分類:50 のエラーコード

エラー分類:50、エラーコード:250

[意味]

Linkexpress全体の多重度オーバまたは、該当する通信パスの多重度オーバです。

[対処]

多重度がLinkexpress全体の多重度、または該当する通信パスの多重度を下回ってから、再度発行してください。

多重度は、転送処理のコネクション数でカウントしていません。多重度をカウントアップするタイミングは、転送処理を受け付けた時点です。また、多重度をカウントダウンするタイミングは、転送処理で使用したリソースの開放後です。例えば、ファイル送信コマンド(lxsndfl)復帰後すぐにファイル送信コマンドを投入した場合、最初のファイル送信コマンドが復帰してもファイル転送のリソースが開放しきれていないタイミングがあり、一時的に多重度が2となることがあります。詳細については、「導入ガイド」の「3.4 多重度制御機能の設計」を参照してください。

なお、起動側の処理でエラーが発生するのは、ネットワーク定義comdef定義命令のscaleオペランドで多重度オーバ時の動作に"e"(異常として扱う)を指定している場合です。"n"(多重度の空きができるまで待ち合わせ)を指定することでファイル転送処理を継続することができます。詳細については、「導入ガイド」の「3.4.8 多重度オーバ時の動作の指定方法」および「6.5.5.7.49 scaleオペランド(comdef定義命令)」を参照してください。


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