高速フィルター機能では、入力アダプターが受け付けたイベントに対してデータ抽出(抽出処理)およびマスタデータとの結合(連結処理)を可能にします。入力イベントは、高速フィルターで処理されたのち、複合イベント処理に渡されます。
フィルタールールとは、抽出処理および連結処理を記述するためのルールです。入力イベントにはCSV形式とXML形式があり、イベントデータの構造を表すイベントタイプ毎にルール(後述のon文)を記述します。
フィルタールールはCEPエンジンに配備するルール定義に記述し、CEPエンジンが起動した際に構文がチェックされます。
ポイント
イベントタイプ定義において複合イベント処理を使用する設定にした場合のみ、入力イベントが複合イベント処理に渡されます。
ルール定義においてフィルタールールを省略した場合には、入力イベントは直接複合イベント処理に渡されます。
注意
構文チェックでエラーを検出した場合には、CEPエンジンは起動に失敗します。