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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 開発リファレンス
FUJITSU Software

1.6 演算子

以下に複合イベント処理言語の式で利用できる演算子を示します。演算の優先順位はJava標準と同じです。

種別

演算子

説明

算術

+, -

正、負の値を示す単行演算子。加算、減算を行う二項演算子

*, /

乗算、除算を行う二項演算子

%

モジュロ(除算の余り)演算を行う二項演算子

論理

NOT

論理値の否定

OR

2つの論理値の論理積

AND

2つの論理値の論理和

比較

=, !=, <, >, <=, >=

2つの値の比較

連結

||

2つの文字列を連結

バイナリ

&

ビットごとのAND演算

|

ビットごとのOR演算

^

ビットごとの排他的論理和(XOR)演算


また、以下のキーワードも複合イベント処理言語の式で利用できます。

キーワード

構文

説明

in

評価式 [not] in ( [, ] [, ...] )

評価式の値が括弧内のの値のどれかと等しい場合にtrueを返します。notがある場合には否定した値(trueならfalse、falseならtrue)を返します。

評価式 [not] in ([ | () 下限値 : 上限値 () | ])

評価式の値が下限値上限値の範囲内であればtrueを返します。角括弧“[”および“]”を使用した場合、範囲に下限値上限値を含みます。括弧“(”および“)”を使用した場合は下限値上限値を含みません。notがある場合には否定した値を返します。

between

評価式 [not] between 開始式 and 終了式

評価式の値が開始式の値と終了式の値の範囲内であればtrueを返します。範囲には開始式の値、終了式の値の両方を含みます。notがある場合には否定した値を返します。

like

評価式 [not] like パターン表現 [escape 文字]

SQL標準のパターン照合機能を提供します。評価式の値の文字列がパターン表現で示されるパターンに一致する場合にtrueを返します。notがある場合には否定した値を返します。

パターン表現ではアンダースコア(_)は任意の1文字、パーセント(%)は任意の文字列(0文字も含む)を表します。escapeで指定した文字を前に付けることによって、パターン表現中でアンダースコア(_)やパーセント(%)を通常の文字として使うことができます。

regexp

評価式 [not] regexp パターン表現

Javaのjava.util.regexパッケージでの実装と同じ正規表現をパターン表現に使用して、評価式のパターン照合を行います。

any, some

演算子 any ( [, ] [, ...] )

演算子 some ( [, ] [, ...] )

左辺のを、右辺の括弧内ののそれぞれと演算子で比較し、その結果のどれかがtrueの場合にtrueとなります。

someとanyは同じです。

all

演算子 all ( [, ] [, ...] )

左辺のを、右辺の括弧内ののそれぞれと演算子で比較し、その結果のすべてがtrueの場合にtrueとなります。