個々の入力イベントを単純にフィルタリングして出力するような場合では、BDCEPを複数サーバにインストールし、前段のロードバランサにより入力イベントを振り分けて処理を行うことができます。
単純なフィルタリング処理ではなく、複合イベント処理ルールの中で、ビュー、名前付きウィンドウ、output句、パターン式、集合関数を指定した処理を行う場合には、入力イベントの情報やそれを加工して生成された情報をメモリ中に保持しておき、その保持されている情報を使って後の処理を行うことになります。このような場合にロードバランサで単純に複数サーバに振り分けして処理すると、後の処理で使う情報が同一サーバのメモリに存在しない可能性があり、期待された出力とならないことがあります。