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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

1.4.1 複合イベント処理

複合イベント処理は、次々と送信される大量のイベントを、あらかじめ定義しておいたルールに従い高速、かつリアルタイムに分析・判断する技術です。

図1.7 複合イベント処理機能概要

複合イベント処理には、以下の特徴があります。

リアルタイム処理

複合イベント処理では、外部から入力されたデータをそのままメモリ上で処理するため、従来よりも大量の入力データを高速で処理できます。

そのため、刻々と変化していく状況にも、即座に対応を返すことができます。

一般的に、複合イベント処理によって実現できるスループットとレイテンシ(*1)は以下とされています。

  • ルールに基づくスループット:数万~数百万イベント/秒

  • 処理のレイテンシ:数μ秒~数m秒

参考

(*1) レイテンシ

複合イベント処理では、イベントが入力されてから、出力されるまでにかかる時間となります。

プログラムの開発不要

複合イベント処理がどのような入力イベントに対し、どのような処理を実行するかは全てルールに記述します。

特別なプログラムの開発は不要です。

検知するイベントパターンを変更したいなど、途中で処理内容を変更したい場合でも、ルールを変更するだけで対応できます。