事前準備
MSFCクラスタに製品をインストールする前に、MSFCクラスタの動作環境として以下の資源を確保して下さい。
共有ディスク装置上に利用者アプリケーション・利用者データを格納するための物理ディスク
MSFCクラスタのIPアドレス
詳細については、“Microsoft Failover Clusterのマニュアル”を参照してください。 |
帳票配信サービスインストール(運用系PC)
運用系PCのローカルディスク上にインストールします。
Linkexpress連携をする場合は、Linkexpress受信フォルダの格納先を共有ディスク上に指定してください。
注意
すでにLinkexpress受信フォルダ格納先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されている場合、事前に運用系から共有ディスクを書き込み可能な状態にする必要があります。フェールオーバー クラスタ管理を使用して、物理ディスクリソースをオンラインにしてください。
インストール先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されていない場合、待機系を停止させた状態でインストールを行ってください。
環境設定(運用系PC)
帳票配信サービスをMSFCクラスタで運用する場合の、独自の環境設定はありません。
ただし、TCP/IPを利用するシステムの場合、Linkexpressの環境設定が必要です。
Linkexpressの設定については、“Linkexpress クラスタシステム導入説明書”を参照してください。 |
帳票配信サービスインストール(待機系)
待機系PCのローカルディスク上にインストールします。
Linkexpress連携をする場合は、Linkexpress受信フォルダの格納先を、運用系と同じ共有ディスク上のフォルダに指定してください。
注意
すでにLinkexpress受信フォルダ格納先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されている場合、事前に待機系から共有ディスクを書き込み可能な状態にする必要があります。フェールオーバー クラスタ管理を使用して、物理ディスクリソースをオンラインにしてください。
インストール先の共有ディスクがMSFCクラスタにリソース登録されていない場合、運用系を停止させた状態でインストールを行ってください。
環境設定(待機系PC)
帳票配信サービスをMSFCクラスタで運用する場合の、独自の環境設定はありません。
ただし、TCP/IPを利用するシステムの場合、Linkexpressの環境設定が必要です。
Linkexpressの設定については、“Linkexpress クラスタシステム導入説明書”を参照してください。 |
MSFCへ登録
帳票配信サービスに対してフェールオーバー対象とするため、サービスをリソースとしてMSFCに登録します。
登録の対象となるサービスは、以下の2つです。
FUJITSU帳票配信 Server
FUJITSU帳票配信
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、以下のリソースを構成としたグループを作成します。
物理ディスク
クライアントアクセスポイント
汎用サービス
それぞれのサービスのリソースを、以下の手順で“汎用サービス”として登録します。
リソースを追加するグループを選択し、[操作]-[リソースの追加]-[3-汎用サービス]を選択します。
新しいリソースウィザードの「サービスの選択」画面で、サービスの一覧から使用するサービスを選択します。
「確認」画面で、サービス名が正しいことを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
「概要」画面で、[完了]ボタンをクリックします。
フェールオーバー クラスタ管理の詳細な定義値を、以下に示します。
備考1 : サービスとアプリケーション名
備考2 : node1→運用系PC名、node2→待機系PC名
備考1 : node1→運用系PC名、node2→待機系PC名
サービス起動確認
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、 帳票配信サービスの汎用サービスリソースを含むサービスとアプリケーションをオンラインにし、各サービスが正常に起動されるかを確認します。