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HOST PRINT V7.2L11 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.7.6 帳票管理インパクトVSPの場合のJOB情報

LU制御タイプが帳票管理インパクトVSPの場合、JOB情報に以下の情報を設定します。

VSPプリンタにVSP印刷する場合は、「あて先名」以外の設定内容は意味をもちません。帳票ビューアで表示する際に有効になります。

なお、情報がメインフレームで指定されている場合は、メインフレームの指定が有効になります。

JOBを識別するための情報

あて先名

帳票マネージャで設定したあて先の名前を、一覧から選択します。


印刷に関する情報

文字間隔(漢字)

印刷文字(漢字)の文字間隔を設定します。

改行間隔

1行または2行の改行ピッチを設定します。

行間隔

8LPIまたは6LPI印字ピッチを設定します。(LPI:1インチあたりの行数)

最大桁長

1行に印刷可能な最大桁長を設定します。(1桁:ANK文字1字分に相当)

自動改行(NL)

右マージン(1行での最右端印字文字)位置への印刷に続くNLコードについて、行送りを2行とするか1行とするかを設定します。

自動改行(CR)

右マージン(1行での最右端印字文字)位置への印刷に続くCRコードについて、行送りを2行とするか1行とするかを設定します。

FF機能

FFコード(改ページ)の動作を設定します。

[任意]を選択すると、行内の任意の桁にFFコードを検出した場合、改ページします。

[先頭のみ]を選択すると、行の先頭にFFコードを検出した場合のみ、改ページします。

漢字未定義文字

JEFコード範囲内の漢字未定義文字コードを検出した場合の印字文字を設定します。

OCR-Bフォント

英数半角文字をOCR-Bフォントで印刷するかどうかを設定します。

ページ長

1ページのページ長として、「ドライバ指定」を指定します。

ページ長は1ページに印刷する行数で指定するため、ページ長と行間隔の指定値によって実際の1ページの長さが決まります。用紙サイズに注意して設定してください。

連続紙を使用する場合は、ページ長を[ドライバ指定]にします。

ページ長の行数は、カット紙を使用する場合のみ指定することができます。

用紙の一覧にないサイズの連続紙を使用する場合は、Windowsシステムのプリンタで新しい用紙を作成してください。

上マージン

カット紙を使用する場合、印字可能範囲の最上端から印刷開始位置までの余白の長さを設定します。

注意

連続紙に設定すると、改ページ時に用紙の先頭位置がずれます。

左マージン

印字可能範囲の最左端から印字開始位置までの余白の桁数を設定します。(1桁:ANK文字1字分に相当)


出力に関する情報

英数カナ変換

メインフレームから受信したデータ(EBCDICコード)のコード変換規則を設定します。

スプールタイマ値

帳票管理サービスでメインフレームの印刷ジョブ単位を正しく受信するための監視時間を秒単位で設定します。

  • APS、PRIMERGY6000シリーズから印刷、またはAIMでブラケット制御を行っている場合

    「0」を設定してください。

    メインフレームからのブラケット制御により、印刷スプールの管理を行います。

  • その他のライタからの印刷を行う場合

    「0」以外に設定してください。

    ブラケット制御を行わないライタでは、10秒以上に設定することを推奨します。ブラケット制御を行わないライタの場合、帳票管理サービスでは、メインフレームの印刷ジョブ単位を正しく認識できません。このため、帳票管理サービスは、メインフレームからの無通信時間がスプールタイマ値を越えた時点で印刷データを生成します。

出力プリンタ

出力プリンタには、帳票マネージャであて先に定義したプリンタ名が設定されています。

参考

プリンタ名を変更したい場合は、OSのプリンタ名を変更した後に、以下の操作をしてください。

  • 帳票マネージャ([あて先]-[あて先の定義変更])で、出力プリンタを変更する。

  • HOST PRINTコンソールで該当するJOB情報を削除し、再作成する。

  • カット紙を使用する場合

    プリンタドライバの設定と異なる設定にしたい場合は、「プリンタの設定」で、用紙(サイズ、給紙方法)、印刷の向きなどを設定してください。

  • 連続紙を使用する場合

    「プリンタの設定」で、「給紙方法」が「トラクタフィーダ」に設定されているか、および用紙サイズを確認してください。

    参考

    [プリンタの設定]ウィンドウは、プリンタドライバによって異なります。「給紙方法」の「トラクタフィーダ」という用語を使用していないものもありますので、不明な場合は各プリンタメーカへお問い合わせください。

HOST PRINTコンソールのJOB情報として設定した、プリンタについての詳細設定の内容は、HOST PRINTでのみ有効になります。Windowsシステムのプリンタのプロパティは変更されません。

注意

  • 「出力プリンタ」に設定したプリンタは、プリンタのプロパティで「プリンタに直接データを送る」を設定しないでください。正しく表示できない場合があります。

  • プリンタ自体に連続紙の上下余白が設定されている場合、プリンタドライバの[詳細設定]で、余白を0mmに設定してください。

    15×11インチの用紙に66行が収まらない等の現象が起こることがあります。

フォント

印刷時に使用するフォント、フォントサイズ、およびフォントの倍率を設定します。

指定を省略した場合は、「FF特殊111」を使用します。

JEF拡張漢字・拡張非漢字と字体を合わせるために、「FF特殊111」を指定することを推奨します。

印刷文字を拡大・縮小する場合は、フォントサイズ、またはフォント倍率を設定してください。フォント倍率100%は、フォントサイズ9.6ポイントに相当します。

参考

フォントサイズの初期値は、9.6ポイントです。ダイアログボックスには「***」と表示されています。