PCプリントサービスは、Windowsシステムのスプールを経由して、サーバにローカルプリンタとして設定したWindowsプリンタまたはVSPプリンタ (カット紙レーザVSP)に帳票を印刷します。PCプリントサービスの印刷は、GDI(Graphics Device Interface:Windowsシステムの描画システム)を利用した印刷(GDI印刷)を行います。
メインフレームからの印刷データをスプールに書き込むと、メインフレームのライタに「印刷完了」を通知します。
サポートしているプリンタについては、“2.2 サポートプリンタ/FAX装置”を参照してください。 |
注意
VSPプリンタ(インパクトVSP)を利用いただく場合、描画内容については保証しますが、文字やバーコードの印字精度については保証できません。印字精度については、プリンタのチューニング等の対処をしてください。
参考
印刷中のトラブル発生時に帳票を再印刷するには
帳票管理サービスを利用すると、印刷中のトラブル発生時にメインフレームから印刷データを再送することなく、帳票管理サービスから帳票を再印刷できます。
PCプリントサービスによるプリンタへの印刷では、ペーパージャムや用紙切れなどのトラブルが発生した場合、帳票は自動的に再印刷されません。メインフレームから帳票を再出力する必要があります。また、連続紙に印刷する場合、使用するプリンタによって最終ページが欠落することがあります。
帳票管理サービスの機能については、“1.4 帳票管理サービスの機能”を参照してください。 |
印刷する帳票の種類、およびメインフレームのライタの種類(F6671、FMLBP114、F6685)に応じて、以下の印刷モードがあります。
LBPサポート(F6671モード)
LBPサポート(FMLBP114モード)
NPREMU
LBPサポート(F6671モード)は、F6671/F6677端末相当の印刷機能をサポートする印刷モードです。
F6671/F6677端末は、メインフレームに接続されるLBP専用のプリンタ端末名であり、VSPプリンタと同等の印刷機能を提供しています。F6671プリンタは、F6677プリンタの上位互換機能を提供しています。
LBPサポート(FMLBP114モード)の印刷機能に加え、グラフやイメージ印刷などをサポートしています。
LBPサポート(F6671モード)でのGDI印刷の印刷仕様については、“A.1.2 メインフレームの印刷制御情報に対するLBPサポートの印刷仕様”および“A.1.3 LBPサポート(F6671モード)の印刷仕様”を参照してください。 |
注意
LBPサポート(F6671モード)は、F6671(VSPプリンタ)/F6677端末と比べて、ページ保証や印刷位置、解像度の面で非互換点があります。非互換が許容されない環境では、VSPプリンタを使用し、VSPサービスでの運用を行ってください。
LBPサポート(FMLBP114モード)は、FMLBP114端末の印刷機能をサポートする印刷モードです。
FMLBP114端末は、メインフレームに接続されるLBP専用のプリンタ端末名であり、VSPプリンタ/OPRのサブセット機能を提供しています。
LBPサポート(F6671モード)に比べてメモリ使用量が少ないという特長があります。
LBPサポート(FMLBP114モード)でのGDI印刷の印刷仕様については、“A.1.2 メインフレームの印刷制御情報に対するLBPサポートの印刷仕様”を参照してください。 |
NPREMU (Nihongo Printer Emulator)は、F6685(LUタイプ3)日本語プリンタ機能をサポートする印刷モードです。
NPREMUでのGDI印刷の印刷仕様については、“A.1.1 NPREMUの印刷仕様”を参照してください。 |