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HOST PRINT V7.2L11 マニュアル体系と読み方
FUJITSU Software

5.4.1 電子帳票の一括削除

[変更内容/影響]

帳票配信サーバに既に配信された電子化帳票を一括して削除する機能は、旧版互換機能となりました。

旧バージョンレベル

本バージョンレベル

V6.5L20以前

×

V7.1L10以降

○:互換あり、×:互換なし

[対応方法]

ありません。

なお、旧版で本機能を利用していた場合は、メインフレーム側でSystemWalker/PrintMGRの導入時に作成する「操作指示用JCL」を投入することで、引き続き利用できます。


■配信先にライタ名を使用する場合の例

ライタを指定して出力した電子化帳票を一括削除するための操作指示用JCLは、SystemWalker/PrintMGRで提供されている「KKWRJCL1」という雛型を使って作成します。

雛形についての詳細は、“SystemWalker/PrintMGR 説明書”を参照してください。

配信先にライタ名を使用する場合の操作指示用JCLの例を以下に示します。

【MSPの場合の例】
//PMGRJOB   JOB
//**************************************************
//*  PRINTMGR SAMPLE JCL                           *
//**************************************************
//STEP1     EXEC PGM=KKWRCNTL,PARM='DELETE'     (備考1)
//SYSPRINT  DD SYSOUT=A                         (備考2)
//SYSUT1    DD DSN=UT1FILE,DISP=SHR             (備考3)
//SYSUT2    DD DSN=&&UT2FILE,DISP=(,PASS),      (備考4)
//            UNIT=SYSDA,SPACE=(TRK,(10,10))
//SYSIN1    DD *                                (備考5)
  WRITER=WTR1,WTR2
/*
//SYSIN2    DD *                                (備考6)
  TITLE=LIST1,USER=USER1,DATE=20000101-20000101
/*
//STEP2     EXEC PGM=KEQEFT01,COND=(4,LT)       (備考7)
//SYSTSPRT  SYSOUT=A                            (備考8)
//SYSTSIN   DD DSN=&&UT2FILE,DISP=(SHR,DELETE)  (備考9)
【XSPの場合の例】
\ JOB PMGRJOB
\**************************************************
\*  PRINTMGR SAMPLE JCL                           *
\**************************************************
\ EX KKWRCNTL                                  (備考1)
\ PARA DELETE                                  (備考1)
\ FD SYSPRINT=DA,SOUT=A                        (備考2)
\ FD SYSUT1=DA,FILE=UT1FILE                    (備考3)
\ FD SYSUT2=DA,DISP=CONT,VOL=WORK,TRK=(10,10)  (備考4)
\ FD SYSIN1=*                                  (備考5)
  RITER=WTR1,WTR2
\ FD SYSIN2=*                                  (備考6)
  TITLE=LIST1,USER=USER1,DATE=20000101-20000101
\*
\ EX KEQEFT01,COND=20                          (備考7)
\ FD SYSTSPRT=DA,SOUT=A                        (備考8)
\ SW SYSTSIN=SYSUT2                            (備考9)
\ JEND

備考1 : プログラム名:KKWRCNTLを指定し、パラメタに操作種別を記述してください。

備考2 : KKWRCNTLプログラムの実行結果を出力するファイルです。

備考3 : 作業ファイルです。

備考4 : 作業ファイルです。

備考5 : 配信先制御文です。操作対象の帳票が配信されたAPS/NPライタ名を記述したファイルを指定します。

備考6 : 帳票選択制御文です。帳票の選択条件を記述したファイルを指定します。

備考7 : プログラム名KEQEFT01を指定してください。また、MSPの場合はCOND=(4,LT)、XSPの場合はCOND=20を必ず指定する必要があります。

備考8 : KEQEFT01プログラムの実行結果を出力するファイルです。

備考9 : KKWRCNTLプログラムのSYSUT2ファイルを指定します。


■配信先に出力クラス名を使用する場合の例

クラスを指定して出力した電子化帳票を一括削除するための操作指示用JCLは、SystemWalker/PrintMGR で提供されている「KKWRJCL2」という雛型を使って作成します。

雛形についての詳細は、“SystemWalker/PrintMGR 説明書”を参照してください。

配信先に出力クラス名を使用する場合の操作指示用JCLの例を以下に示します。

【MSPの場合の例】
//PMGRJOB   JOB
//**************************************************
//*  PRINTMGR SAMPLE JCL                           *
//**************************************************
//STEP1     EXEC PGM=KKWRCNTL,PARM='DELETE'     (備考1)
//SYSPRINT  DD SYSOUT=A                         (備考2)
//SYSUT1    DD DSN=UT1FILE,DISP=SHR             (備考3)
//SYSIN1    DD *                                (備考4)
  LASS=X,Y(DEST1)
/*
//SYSIN2    DD *                                (備考5)
  TITLE=LIST1,USER=USER1,DATE=20000101-20000101
/*
【XSPの場合の例】
\ JOB PMGRJOB
\**************************************************
\*  PRINTMGR SAMPLE JCL                           *
\**************************************************
\ EX KKWRCNTL                                  (備考1)
\ PARA DELETE                                  (備考1)
\ FD SYSPRINT=DA,SOUT=A                        (備考2)
\ FD SYSUT1=DA,FILE=UT1FILE                    (備考3)
\ FD SYSIN1=*                                  (備考4)
  LASS=X,Y
\ FD SYSIN2=*                                  (備考5)
  TITLE=LIST1,USER=USER1,DATE=20000101-20000101
\ JEND

備考1 : プログラム名KKWRCNTLを指定し、パラメタに操作種別を記述してください。

備考2 : KKWRCNTLプログラムの実行結果を出力するファイルです。

備考3 : 作業ファイルです。

備考4 : 配信先制御文です。操作対象の帳票が配信された出力クラス名を記述したファイルを指定します。

備考5 : 帳票選択制御文です。帳票の選択条件を記述したファイルを指定します。