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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.3

F.2 IPアドレス引継ぎのリソースの削除

以下の場合、ここで説明する手順を行ってください。

以下の場合、ここに示した手順を行った後、“F.1 クラスタサービスインスタンスへの関連付け”を行ってください。

◆操作手順

  1. システム管理者権限でログインします。

    クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。

  2. IPアドレス引継ぎのリソースを削除します。

    • clgettreeコマンドを以下の形式で実行し、IPアドレス引継ぎのリソースIDを確認します。IPアドレス引継ぎのリソースのリソースクラスは、“SHD_Host”と“IP_Address”です。“SHD_Host”と“IP_Address”のリソースクラスのリソースが出力されない場合は、IPアドレス引継ぎのリソースは存在しないため、以降の手順は実施不要です。

      # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree

    例) 以下の場合、IPアドレス引継ぎのリソースのリソースIDは、“29”、“27”、“28”となります。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree

    Cluster 1 /
                 Domain 2 RC9
                 Shared 7 SHD_RC9
                          SHD_Host 29 192.168.246.1 UNKNOWN
                                 IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN narcissus
                                 IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN sweetpea
                 Node 3 narcissus ON
                          Psd 21 hme1 ON
                          Psd 22 hme2 ON
                          Ethernet 25 hme0 ON
                                 IP_Address 27 hme0:1 UNKNOWN
                          DISK 19 c0t0d0 UNKNOWN
                          SytemState2 40 FJSVndbs UNKNOWN
                 Node 5 sweetpea ON
                          Psd 23 hme1 ON
                          Psd 24 hme2 ON
                          Ethernet 26 hme0 ON
                                 IP_Address 28 hme0:1 UNKNOWN
                          DISK 20 c0t0d0 UNKNOWN
                          SytemState2 41 FJSVndbs UNKNOWN
    • 前述の手順により、IPアドレス引継ぎのリソースが存在する場合、cldelrscコマンドを以下の形式で実行し、IPアドレス引継ぎのリソースを削除します。IPアドレス引継ぎのリソースが存在する場合のみ、本手順を行います。

      # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r IPアドレス引継ぎのリソースのリソースID (※)

      (※) IPアドレス引継ぎのリソースのリソースIDには、前述のclgettreeコマンドで取得した、IPアドレス引継ぎリソースのリソースIDの全てを指定します。

    例) IPアドレス引継ぎのリソースのリソースIDが、“29”、“27”、“28”の場合。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 29,27,28