仮想マシン機能とは、PRIMEQUESTでソフトウェアにより仮想マシン環境を実現するための機能のことです。物理マシンに装着されたCPU、メモリ、ネットワークおよびディスクの各資源を仮想化することで、一つの物理マシン上に独立した複数の仮想マシンを構築することができます。
仮想マシン機能は、1つの管理OSと複数のゲストOSから構成されます。
PRIMECLUSTERは、1つまたは2つの管理OS上のゲストOS間でクラスタシステムを構築することができます。
注意
PRIMEQUEST 500/400 シリーズで仮想マシン機能を使用する場合、複数の管理OS上のゲストOS間でクラスタシステムを構築することは未サポートです。
参照
Xen環境で仮想マシン機能の詳細については、“PRIMEQUEST 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル”または“PRIMEQUEST (1000 シリーズ)RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル(SupportDesk サービスご契約者様向け)”を参照してください。
VMware環境での仮想マシン機能の詳細については、“VMware vSphere 4 ソフトウェア説明書”または、使用するVMware vSphereのバージョンレベルのソフトウェア説明書を参照してください。
本構成では、1つの物理マシンでクラスタシステムを動作させることができます。PRIMECLUSTER上で動作するuserApplicationの動作検証を行う場合に有効です。
本構成では、ハードウェア(ネットワークやディスク)が故障しても、フェイルオーバにより業務を継続動作させることができます。
注意
管理OSが動作できない場合、ノード状態がLEFTCLUSTERとなり、オペレータによる手動での切替えが必要になる場合があります。詳細については、“7.4.2 仮想マシン機能使用時にLEFTCLUSTER状態となった場合の対処方法”および“7.2 PRIMECLUSTERシステムの運用操作”を参照してください。
注意
PRIMECLUSTERを構築するゲストOSには、仮想CPUを2個以上割り当ててください。
参照
Xen環境での仮想CPUの割当については、“PRIMEQUEST 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル”または“PRIMEQUEST (1000 シリーズ)RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル(SupportDesk サービスご契約者様向け)”を参照してください。
VMware環境で仮想マシン機能を使用する場合は、“付録H VMware環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参照してください。