証跡ログは、次の三種類に大別されます。
種類 | 意味 |
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ホストコンピュータにアクセスした端末を特定するためのログ。 | |
端末にて行われた操作を記録するログ。 | |
証跡ログ機能の動作を記録するログ。 |
証跡ログに記録される情報の種類は次のとおりです。
ホストアクセスログ
種別 | 意味 |
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HLogon | ホストコンピュータへSSCP-LUデータを送信した。 |
HMessage | ホストコンピュータからSSCP-LUデータを受信した。 |
HUp | ホストコンピュータとLU-LUセションを確立した(BIND +RSP送信)。 |
HReject | ホストコンピュータとのLU-LUセションの確立に失敗した(BIND -RSP送信)。 |
HDown | ホストコンピュータとのLU-LUセションが解放された(UNBIND受信)。 |
端末オペレーションログ
種別 | 意味 |
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TConnect | 端末がFNA Serverに接続した。 |
TReject | 端末からの接続を拒否した。 |
TDisconn | 端末との切断。 |
HSend | ホストコンピュータへのLU-LUデータ送信。 |
証跡ログ機能ログ
種別 | 意味 |
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SStart | 証跡ログ機能が開始した。 |
SStop | 証跡ログ機能が停止した。 |
SEnviron | 証跡ログ機能の設定が変更された。 |
各ログには、次の情報が含まれます。なお、詳細な内容については、「8.18 証跡ログ形式」を参照してください。
日時
FNA Server名
イベント種別
端末識別情報(端末のIPアドレス、LU名、ホスト名など)
接続情報名(通信制御サービスのセットアップユーティリティ(CsConfig)のFNA情報で設定する名前)
PLU名
ユーザデータ(FNAデータ)
参 考
グローバルサーバ(GS)の証跡ログでは、端末に関する情報として論理ユニット名(VTAM端末名)などが記録されます。FNA Server側では、接続情報名(通信制御サービスのセットアップユーティリティ(CsConfig)のFNA情報で設定する名前)がホストコンピュータのPU、LUを特定する情報ですので、これらの名前を一致させることでそれぞれのログ情報を関連付けることができます。