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FNA Server V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

7.2.2 証跡ログの種類

証跡ログは、次の三種類に大別されます。

種類

意味

ホストアクセスログ

ホストコンピュータにアクセスした端末を特定するためのログ。
ホストコンピュータで採取する証跡ログを補完する情報を提供します。

端末オペレーションログ

端末にて行われた操作を記録するログ。
ホストコンピュータに対して行った操作に関する情報を提供します。

証跡ログ機能ログ

証跡ログ機能の動作を記録するログ。

証跡ログに記録される情報の種類は次のとおりです。

ホストアクセスログ

種別

意味

HLogon

ホストコンピュータへSSCP-LUデータを送信した。
※ ログオン操作

HMessage

ホストコンピュータからSSCP-LUデータを受信した。
※ ログオン結果

HUp

ホストコンピュータとLU-LUセションを確立した(BIND +RSP送信)。
※ ホストアプリケーションへの接続

HReject

ホストコンピュータとのLU-LUセションの確立に失敗した(BIND -RSP送信)。

HDown

ホストコンピュータとのLU-LUセションが解放された(UNBIND受信)。
※ ホストアプリケーションとの切断
※ FNA Serverを停止したり、端末接続手順を無効にした以降にLU-LUセションが解放された場合、本ログは記録されません。

端末オペレーションログ

種別

意味

TConnect

端末がFNA Serverに接続した。

TReject

端末からの接続を拒否した。

TDisconn

端末との切断。

HSend

ホストコンピュータへのLU-LUデータ送信。
※ ホストアプリケーションに対する操作

証跡ログ機能ログ

種別

意味

SStart

証跡ログ機能が開始した。

SStop

証跡ログ機能が停止した。

SEnviron

証跡ログ機能の設定が変更された。

各ログには、次の情報が含まれます。なお、詳細な内容については、「8.18 証跡ログ形式」を参照してください。

参 考

グローバルサーバ(GS)の証跡ログでは、端末に関する情報として論理ユニット名(VTAM端末名)などが記録されます。FNA Server側では、接続情報名(通信制御サービスのセットアップユーティリティ(CsConfig)のFNA情報で設定する名前)がホストコンピュータのPU、LUを特定する情報ですので、これらの名前を一致させることでそれぞれのログ情報を関連付けることができます。