リソース配布機能の設定ユーティリティは、スタートメニューから次のように選択し、実行します。なお、本ユーティリティの実行には、OSの管理者権限が必要です。
「すべてのプログラム」→「FNA Server」→「リソース配布機能の設定」
設定ユーティリティを起動すると、『リソース配布機能の設定』ダイアログボックスが表示されます。
設定情報の反映タイミング
リソース配布の設定情報は、次回のリソース配布起動時に反映されます。設定ユーティリティからリソース配布の停止/開始を行うことにより、設定した情報を直ちに反映させることができます。
Windows Serverでは、Windowsファイアウォールが有効となっており、初期状態では、FNA Serverへの接続がブロックされます。このため、Windowsファイアウォールの設定を行う必要があります。詳細については、「8.17 Windowsファイアウォールについて」を参照してください。
IPv4をアンインストールした場合
FNA Serverは、IPv4を使用する設定が初期値になっています。このため、IPv4をアンインストールした場合、リソース配布機能の開始に失敗します。このような場合は、リソース配布機能の設定ユーティリティの「使用するIPのバージョン」で「IPv6のみを使用する」を選択してください。
接続ページでは、次の情報を設定します。また、リソース配布機能の操作(開始/停止)を行うことができます。
リソース配布機能が使用するIPのバージョンを選択します。
IPv4のみを使用する
IPv4でWSMGRの接続を待ちます。
IPv6のみを使用する
IPv6でWSMGRの接続を待ちます。
IPv4とIPv6の両方を使用する
IPv4とIPv6の両方でWSMGRの接続を待ちます。
初期値:IPv4のみを使用する
リソース配布機能が使用するポート番号を設定します。
初期値:80
▲ 注 意
Webサーバなどのポート番号80を使用するアプリケーションが動作している場合は、ポート番号を変更してください。なお、ポート番号を変更した場合、端末(WSMGR)側の設定も変更してください。
FNA Serverが同時に受け付けることのできるWSMGRからのリソース配布要求数(コネクション数)の最大値を1~999の範囲で設定します。最大値を超えた要求(コネクションの接続)があった場合は、接続を拒否します。
初期値:999
WSMGRからの接続後、リソース配布要求を受信するまでの待ち時間を1~255秒の範囲で設定します。待ち時間内に要求を受信しなかった場合は、コネクションを切断します。
初期値:16秒
枠内にリソース配布機能の現在の起動方法が表示されます。リソース配布機能の起動方法を変更する場合は、枠内にあるボタンをクリックします。ボタンの名称は、クリックする度に、「自動起動」と「手動起動」が交互に変わります。
自動起動
コンピュータの起動時に自動的に開始されます。
手動起動
コンピュータの起動時に自動的に開始されません。
初期値:手動起動
接続ページの一番下の枠内にリソース配布機能の現在の動作状態が表示されます。リソース配布機能を手動で開始/停止する場合は、枠内にあるボタンをクリックします。ボタンの名称は、クリックする度に、「開始」と「停止」が交互に変わります。
開始
リソース配布機能を開始します。
停止
リソース配布機能を停止します。
ログページでは、次の情報を設定します。
ログ情報を採取する場合は、チェックボックスをオンに設定します。
初期値:オン
ログを保存するファイルの最大サイズを1~16MBの範囲で設定します。
初期値:2MB
▲ 注 意
ログファイルのサイズが最大サイズを超えた場合、ログファイルは初期化(ファイルサイズが0バイトになります)され、最後のログのみ採取されます。
ログが保存されるファイルのフルパスが表示されます。変更はできません。
「ログ保存先」の値(例):C:\Program Files\Fujitsu\FNAServer\dlsv\dlsv.log