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FNA Server V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

2.2 インストールについて

セットアップタイプ

インストール時には、セットアップタイプを選択します。セットアップタイプには、次の表に示す二種類のセットアップタイプがあります。通常は「すべて」を選択し、インストールを行います。

セットアップ
タイプ

処理内容

すべて

すべての「機能」をインストールします。

カスタム

必要な「機能」のみを選択してインストールします。

「すべて」を選択してインストールを行った場合、FNA Serverは、次のディレクトリにインストールされます。

<OSをインストールしたドライブ>\Program Files\Fujitsu\FNAServer

FNA Serverのインストールディレクトリを変更したい場合は、「カスタム」を選択し、「インストール先」を変更してください。

▲ 注 意

FNA Serverのインストール先として、管理者以外のユーザが書き込むことができるディレクトリを指定しないでください。管理者以外のユーザがFNA Serverのファイルを変更することができるため、セキュリティが低下します。

「カスタム」セットアップにおいて選択することのできるFNA Serverの機能は、次のとおりです。

機能

機能概要

中継機能

ホストコンピュータ-端末間の中継制御を行う機能です。本機能には、証跡ログ機能も含まれます。

管理機能

FNA Serverの設定や通信状態の参照を行う機能です。
モニターユーティリティなどの各種ユーティリティが含まれます。

リソース配布機能

WSMGRからの要求に従い、FNA Server上のリソースデータを配布する機能です。

モニターユーティリティやセットアップユーティリティを、中継機能が動作しているコンピュータとは別のコンピュータ上で動作させる場合、「カスタム」セットアップで「管理機能」をインストールしてください。なお、あらかじめ通信制御サービスの「管理コマンド」および「セットアップユーティリティ」をインストールしておく必要があります。

FNA Server定義入出力機能を使用する場合、「カスタム」セットアップで「中継機能」または「管理機能」をインストールしてください。なお、あらかじめ通信制御サービスの「定義入出力コマンド」をインストールしておく必要があります。

▲ 注 意

二種類のセットアップタイプとも、FJQSS(資料採取ツール)がインストールされます。

プログラムの保守

FNA Serverがインストールされている状態で、FNA ServerのCDの「setup.exe」を実行すると、『プログラムの保守』画面が表示されます。この画面では、「変更」、「修復」、「削除」の中から、行いたい処理を選択します。それぞれの処理の概要は次のとおりです。

メンテナンス
タイプ

処理内容

変更

各機能のインストール/アンインストールを行います。

修復

インストールされている機能に関するファイルなどを、再度CDから読込み、初期状態に戻します。

削除

インストールされているFNA Serverの全機能を削除します。

参 考

「変更」、「修復」、または「削除」を行っても、通信制御サービスのセットアップユーティリティ(CsConfig)で設定した通信情報は削除されません。

アップデートサイトの修正を適用している場合

アップデートサイトの修正を適用している状態で、FNA Server の「変更」または「修復」を行った場合、FNA Serverは修正未適用状態となり、アップデートサイトの修正適用管理簿と実際のFNA Serverの状態に不整合が生じます。このため、必ずUpdateAdvisor(ミドルウェア)を使用して、修正適用管理簿からFNA Server の製品情報 および コンポーネント情報を削除してください。その後、再度修正を適用してください。

▲ 注 意