■Systemwalker Centric Manager V15.0.0以降の業務サーバの場合
Systemwalker Centric Manager V15.0.0以降の業務サーバには、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentが同梱されています。Systemwalker Centric Managerの業務サーバをインストールすると、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentのインストーラが格納されます。Systemwalker Service Quality Coordinator Agentを使用する場合は、コマンドを実行してSystemwalker Service Quality Coordinatorをインストールしてください。
【Step1】
Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Manager用）を購入し、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentをインストール後、サービスを有効化することにより、 Systemwalker Service Quality Coordinatorのコンソールで、OSのCPU、メモリ、およびディスクのサマリ情報をモニタリングすることができます。
【Step2】
さらに、Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Agent for Server用、またはAgent for Business用）を追加購入することで、Agent for ServerまたはAgent for Businessに機能を昇格し、収集項目を拡大することができます。
■Systemwalker Centric Manager V13.4.0以降、かつV13.6.x以前の業務サーバの場合
Systemwalker Centric Manager V13.4.0以降、かつV13.6.x以前の業務サーバには、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentが同梱されています。Systemwalker Centric Managerの業務サーバをインストールすると、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされます。（Systemwalker Service Quality Coordinator Agentサービスは未登録で無効化されており、動作しません。）
【Step1】
Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Manager用）を購入し、サービスを有効化することにより、Systemwalker Service Quality Coordinatorのコンソールで、OSのCPU、メモリ、およびディスクのサマリ情報をモニタリングすることができます。
【Step2】
さらに、Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Agent for Server用、またはAgent for Business用）を追加購入することで、Agent for ServerまたはAgent for Businessに機能を昇格し、収集項目を拡大することができます。
なお、本書では以下のとおり略語表記します。
Systemwalker Service Quality Coordinatorを、"SQC"と表記します。
Systemwalker Centric Managerを、"CMGR"と表記します。
Systemwalker Centric Manager V15.0.0以降を、"CMGR V15.0.0以降"と表記します。
Systemwalker Centric Manager V13.4.0以降、かつV13.6.x以前を、"CMGR V13.6.x以前"と表記します。
Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているバンドル版Systemwalker Service Quality Coordinatorを、"バンドル版SQC"と表記します。
Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているものではなく、単体製品のSystemwalker Service Quality Coordinatorを、"製品版SQC"と表記します。
"バンドル版"および"製品版"と記載されていない場合は、バンドル版SQC Agentを表しています。
■SQC Agentのインストール種別と必要なライセンスについて
SQC Agentのインストール種別と各インストール種別を動作させるために購入が必要なSQC Agentのライセンスは以下のとおりです。
インストール種別 | SQC Agentのライセンス |
|---|---|
Agent | 不要 |
Agent for Server | Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Agent for Server用） |
Agent for Business | Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス（Agent for Business用） |
■SQC Agentのインストール種別と機能の違いについて
Agentは、OSのCPU、メモリ、およびディスクのサマリ情報のみをモニタリングすることができます。
Agent for ServerおよびAgent for Businessは、OS(CPU、メモリ、ディスク、プロセス、ネットワーク、IPC資源)、ミドルウェア（APサーバ、DBサーバ、Webサーバ）のサマリおよび詳細情報をモニタリング、レポーティングすることができます。
SQC Agentのインストール種別と主な機能の違いを以下に記載します。
機能 | Agent | Agent | Agent | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
管理対象 | サービスレベル管理機能 | サーバ性能管理 | CPU、メモリ、ディスク(サマリデータ) | ○ ※1 | ○ | ○ |
CPU、メモリ、ディスク、プロセス、ネットワーク、IPC資源（サマリ、リソースデータ） | × | ○ | ○ | |||
ミドルウェア性能管理 ※2 | APサーバ | × | ○ | ○ | ||
Webサーバ | × | × | ○ | |||
DBサーバ | × | × | ○ | |||
Webトランザクション量管理 | × | × | ○ | |||
ユーザーデータ管理 | × | ○ | ○ | |||
Web利用状況管理 | 利用状況分析 | × | × | ○ | ||
改ざん監視 | × | × | ○ | |||
表示・分析機能 | コンソール機能 | サマリ表示 | ○ ※1 | ○ | ○ | |
詳細表示 | × | ○ | ○ | |||
レポート | ○ ※1 | ○ | ○ | |||
しきい値監視 | ○ | ○ | ○ | |||
Troubleshootログ | ○ | ○ | ○ | |||
ポリシー配付 | × | ○ | ○ | |||
運用モデル | 中継モデル | Proxy Managerによる中継モデル | ○ | ○ | ○ | |
高信頼運用モデル | クラスタシステムの監視 | ○ | ○ | ○ | ||
Manager/Enterprise Managerのクラスタ対応 | ○ | ○ | ○ | |||
Manager/Enterprise Managerの二重化 | ○ | ○ | ○ | |||
通信方式 | Push方式 | ○ | ○ | ○ | ||
Pull方式 | × | ○ | ○ | |||
※1：コンソールでの表示およびしきい値監視できる情報は、ServerMonitorに表示されるOS(CPU、メモリ、ディスク)のサマリ情報(レコードIDがSUM_PROC、SUM_MEM、SUM_DISKの情報)のみです。詳細は、リファレンスマニュアル「ServerMonitor」を参照してください。
※2：Agent for ServerおよびAgent for Businessが管理できるミドルウェアは、解説書「管理対象と対応インストール種別」を参照してください。
