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Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル
Systemwalker

1.8 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)

sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)について説明します。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


■実行環境

Enterprise Manager、Managerで実行可能です。


■記述形式

【Windows版】

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s


【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s


■機能説明

Manager環境において、管理されているサマリ/詳細/レポートの保持期間パラメタを変更します。


■オプション

-m/-h/-d で指定する値に上限はありません。

-M <保持期間>

サマリデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)

-m <保持期間>

詳細データの保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:日)

-h <保持期間>

レポートデータ(1時間)の保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:週)

-d <保持期間>

レポートデータ(1日)の保持期間を、1以上の値で設定します。(単位:月)

-s

現在の保持期間設定値を表示します。

注意

保持期間を延ばすと、保持期間に比例してディスクの使用領域が増加しますので、注意してください。保持期間変更時のデータ容量の見積りは、導入手引書「2.1.1.2 性能データベース容量の見積もり方法について」を参照してください。


■復帰値

0  : 正常終了

1  : パラメタエラー

10 : その他エラー


■使用例

詳細データの保持期間を10日へ変更する場合

Windows版】

C:¥>cd C:¥Program Files¥SystemwalkerSQC¥bin

C:¥Program Files¥SystemwalkerSQC¥bin>sqcSetPDBManage.bat -m 10

【UNIX版】

# /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -m 10


■実行結果/出力形式

正常終了(保持期間の変更 オプション指定:-M/-m/-h/-dの場合

標準出力に対して、正常終了メッセージを出力します。

(Success)sqcSetPDBManage succeeded.


正常終了(現在の保持期間表示 オプション指定:-sの場合

標準出力に対して、現在の保持期間情報を出力します。(データタイプ、保持期間)

DataType, Maintenance period

-------, ----------------

Monitor, 3 days

Drill Down, 7 days

Reprot(1Hour), 6 weeks

Reprot(1Day), 13 months

(Success)sqcSetPDBManage succeeded.


ポイント

表示されているDataTypeは以下のとおりです。

  • Monitor:サマリデータ

  • Drill Down:詳細データ

  • Report:レポートデータ


異常終了

標準エラー出力に対して、エラーメッセージを出力します。

(Error)  : エラー番号, メッセージ


エラーメッセージ出力形式(CSV形式)

エラー番号

メッセージ

内容

000

sqcSetPDBManage succeeded.

正常

010

parameter error. .(エラー詳細コード)

パラメタの指定エラー

100

system error.(エラー詳細コード)

その他何らかのエラー

ポイント

変更された定義内容はPDBメンテナンス処理(毎日午前2:00に実行)で使用される保持期間情報です。上記処理にて、保持期間超過データの削除が実施されますので、すべての変更作業はそれまでに終了してください。