sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)について説明します。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■実行環境
Enterprise Manager、Managerで実行可能です。
■記述形式
【Windows版】
注意
カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。
sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s |
■機能説明
Manager環境において、管理されているサマリ/詳細/レポートの保持期間パラメタを変更します。
■オプション
-m/-h/-d で指定する値に上限はありません。
サマリデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)
詳細データの保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:日)
レポートデータ(1時間)の保持期間を、1以上の整数で設定します。(単位:週)
レポートデータ(1日)の保持期間を、1以上の値で設定します。(単位:月)
現在の保持期間設定値を表示します。
注意
保持期間を延ばすと、保持期間に比例してディスクの使用領域が増加しますので、注意してください。保持期間変更時のデータ容量の見積りは、導入手引書「2.1.1.2 性能データベース容量の見積もり方法について」を参照してください。
■復帰値
0 : 正常終了
1 : パラメタエラー
10 : その他エラー
■使用例
詳細データの保持期間を10日へ変更する場合
【Windows版】
C:¥>cd C:¥Program Files¥SystemwalkerSQC¥bin C:¥Program Files¥SystemwalkerSQC¥bin>sqcSetPDBManage.bat -m 10 |
【UNIX版】
# /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -m 10 |
■実行結果/出力形式
正常終了(保持期間の変更 オプション指定:-M/-m/-h/-dの場合)
標準出力に対して、正常終了メッセージを出力します。
(Success)sqcSetPDBManage succeeded. |
正常終了(現在の保持期間表示 オプション指定:-sの場合)
標準出力に対して、現在の保持期間情報を出力します。(データタイプ、保持期間)
DataType, Maintenance period -------, ---------------- Monitor, 3 days Drill Down, 7 days Reprot(1Hour), 6 weeks Reprot(1Day), 13 months (Success)sqcSetPDBManage succeeded. |
ポイント
表示されているDataTypeは以下のとおりです。
Monitor:サマリデータ
Drill Down:詳細データ
Report:レポートデータ
異常終了
標準エラー出力に対して、エラーメッセージを出力します。
(Error) : エラー番号, メッセージ |
エラーメッセージ出力形式(CSV形式)
エラー番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
000 | sqcSetPDBManage succeeded. | 正常 |
010 | parameter error. .(エラー詳細コード) | パラメタの指定エラー |
100 | system error.(エラー詳細コード) | その他何らかのエラー |
ポイント
変更された定義内容はPDBメンテナンス処理(毎日午前2:00に実行)で使用される保持期間情報です。上記処理にて、保持期間超過データの削除が実施されますので、すべての変更作業はそれまでに終了してください。