NATを使った環境で運用管理を行う場合、使用できる機能が以下の表のようになります。それぞれの機能については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”を参照してください。
機能 | NAT構成(*1) | 備考 | |||
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対象 | 詳細項目 | 1 | 2 | ||
構成の管理 | ネットワークの構成情報の管理 | ノード検出 | × | × | NAT環境にあるノードを自動検出することはできません。 |
システムの構成情報の管理 | インベントリ管理 | △ | △ | インベントリ情報は、インベントリデータベースへは登録できますが、フレームワークデータベースへは登録することはできません。 | |
コンソール | クライアントのコンソール | [Systemwalkerコンソール] | - | - | |
Webコンソール | [Systemwalker Webコンソール] | ○ | ○ | NAT環境で[Systemwalker Webコンソール]が利用できます。 | |
ポリシー配付 | ○ | ○ | NAT環境へポリシーを配付することができます。 | ||
資源の配付 | 資源配付 | 資源配付 | △ | △ | 資源配付の運用をホスト名運用で行います。NAT環境への資源配付を行う場合は、ホスト名運用を行う設定にする必要があります。 |
ネットワーク/システムの監視 | 稼働監視 | 稼働状態の監視 | ○ | ○ | ノードの稼働監視ができます。 |
障害監視 | SNMPトラップの監視 | ○ | ○ | SNMPトラップ通知の監視については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“被監視サーバがNAT環境にある場合の環境設定”を参照してください。 | |
MIBしきい値監視 | ○ | ○ | |||
システムのイベント監視 | ○ | ○ | NAT環境のシステムのイベント監視ができます。 | ||
性能監視 | 性能異常の監視 | △ | △ | サーバ性能監視のしきい値監視は利用できますが、ネットワーク性能監視は利用できません。 | |
性能情報の表示 | △ | △ | |||
アプリケーションの監視 | 稼働監視 | アプリケーションの稼働状態の表示 | ○ | ○ | NAT環境で動作するアプリケーションの稼働監視、障害監視、性能監視ができます。 |
アプリケーションの稼働状態の監視 | ○ | ○ | |||
障害監視 | アプリケーションのイベント監視 | ○ | ○ | ||
性能監視 | 性能異常の監視 | ○ | ○ | ||
性能情報の表示 | ○ | ○ | |||
業務の監視 | 業務監視 | 業務構成の管理 | ○ | ○ | |
リソースの関係管理 | ○ | ○ | |||
ノードの変更監視 | 未登録固定IPノードの接続検知 | × | × | ||
固定IPノードの削除/追加/アドレス変更の検知 | × | × | |||
障害の対処 | リモートからの操作 | リモート操作 | △ | × | リモート操作エキスパート1台と、リモート操作クライアント1台の接続だけサポートします。 |
リモートコマンド | ○ | ○ | NAT構成2の場合、接続形態を常時接続にします。ただし、業務サーバ、運用管理サーバともV13.1.0以降の場合は、この限りではありません。 | ||
リモートからの電源投入・切断 | サーバの電源投入・切断 | × | × | NAT環境ではリモートからの電源投入・切断を行うことはできません。 | |
クライアントの電源投入・切断 | × | × | |||
障害対処の自動化 | 自動アクション | ○ | ○ | ||
サービスレベルの評価 | ネットワーク性能評価 | 性能情報グラフ表示 | ○ | ○ | |
システムの評価 | レポーティング | ○ | ○ | ||
インテリジェントサービス | ○ | ○ | |||
ソフトウェア修正管理 | × | △ | NAT構成2でソフトウェア修正管理機能を使用する場合、資源配付においてホスト名運用を行う設定にする必要があります。 |
○:使用可能
△:設定あり使用可能
×:使用不可能
-:NAT構成対象外
*1):NAT構成については、“NATを用いた構成”を参照してください。