アプリケーションの稼働監視、障害監視、性能監視について、機能ごとの監視方法を以下に説明します。
機能 | OS | 監視方法 | 備考 |
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稼働監視 | Windows版 | 業務サーバ上で、プロセスの異常停止がイベントログにメッセージ出力される場合(サービスなど)、イベント監視でそのメッセージを運用管理サーバへSMTPで通知します。 | - |
業務サーバ上で、プロセス監視スクリプトが稼働を監視し、異常時には運用管理サーバへSMTPで通知します。 | |||
障害監視 | Windows版 | アプリケーションが出力するsyslog/イベントログを監視し、運用管理サーバへSMTPで通知します。 | - |
性能監視 | Windows版サーバの場合 | 運用管理クライアントから業務サーバの性能のしきい値を設定し、システムの性能を監視します。パフォーマンスライブラリから定期的にシステムの性能情報を収集・監視し、性能値がしきい値を超えた場合、運用管理サーバへSMTPで通知します。 | パフォーマンスモニタが正常に動作する環境が必要です。 |
UNIX版サーバの場合 | 運用管理クライアントから業務サーバの性能のしきい値を設定し、システムの性能を監視します。sarコマンドなどから定期的にシステムの性能情報を収集・監視し、性能値がしきい値を超えた場合、運用管理サーバへSMTPで通知します。 | sarコマンドが必要です。sarコマンドの詳細は、OSのマニュアルを参照してください。(※) |
※:sarコマンドがインストールされていない場合は、インストールしてください。
監視対象となるサーバがSolaris版の場合は、次のパッケージをインストールしてください。
Solaris 10以前:SUNWaccu
Solaris 11以降:system/accounting/legacy-accounting
ポイント
DMZ上の各業務サーバから運用管理サーバへは、SMTPプロトコル通信で通知します。
DMZ上には、POP3サーバが、運用管理サーバ側には、Mailサーバが必要になります。