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Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編
FUJITSU Software

23.1.2 資源配付をクラスタサービスとして運用している場合

資源配付をクラスタサービスとして運用している場合のバックアップ手順を以下に示します。

資源配付以外のバックアップはプライマリノード、およびセカンダリノードそれぞれで行います。資源配付のバックアップはプライマリノードだけで行います。

バックアップ手順を以下に示します。

  1. Systemwalker Centric Managerの停止

    以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

  2. 配付系以外のバックアップ

    資源配付に関する資源以外をバックアップするために、以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/mpbkc -b 退避先ディレクトリ -FS

    退避先ディレクトリは、フルパスで指定してください。

  3. クラスタサービスの停止

    クラスタ運用管理ビューを起動し、業務アプリケーションで使用するクラスタサービスを停止します。停止方法については、各クラスタのマニュアルを参照してください。

  4. 共有ディスクのマウント

    PRIMECLUSTER、MC/ServiceGuard、またはHACMPを使用する場合は、以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをマウントします。

    [PRIMECLUSTERを使用する場合]

    mount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント

    [MC/ServiceGuardを使用する場合]

    以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをマウントします。

    • デバイス:/dev/vg02/lvol1

    • マウントポイント:/disk1

    上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。

    vgchange -c y /dev/vg02
    vgchange -a e /dev/vg02
    mount /dev/vg02/lvol1 /disk1

    [HACMPを使用する場合]

    varyonvg ボリューム名
    mount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント

    コマンドの詳細は、各クラスタのマニュアルを参照してください。

  5. 配付系のバックアップ

    資源配付に関する資源をバックアップするために、以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/mpbkc -b 退避先ディレクトリ -FD

    退避先ディレクトリは、フルパスで指定してください。

  6. 共有ディスクのアンマウント

    PRIMECLUSTER、MC/ServiceGuard、またはHACMPを使用する場合は、以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをアンマウントします。

    [PRIMECLUSTERを使用する場合]

    umount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント

    [MC/ServiceGuardを使用する場合]

    以下のマウントポイントを指定し、共有ディスクをアンマウントします。

    • デバイス:/dev/vg02/lvol1

    • マウントポイント:/disk1

    上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。

    umount /dev/vg02/lvol1 /disk1

    [HACMPの場合]

    umount /クラスタ設定時に指定した共有ディスクのマウントポイント
    varyoffvg ボリューム名

  7. クラスタサービスの起動

    クラスタ運用管理ビューを起動し、業務アプリケーションで使用するクラスタサービスを起動します。起動方法については、各クラスタのマニュアルを参照してください。

  8. Systemwalker Centric Managerの起動

    以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

    /opt/systemwalker/bin/scentricmgr