資源配付をクラスタサービスとして運用するために、セカンダリノードで行う設定について説明します。
資源配付用のクラスタセットアップ
以下の手順で、クラスタ環境を構築します。
注意
論理ホスト名リソースは、資源配付のクラスタセットアップを行う前に登録を完了しておくことが必要です。
Systemwalker Centric Managerを停止します。
以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
資源配付のクラスタセットアップコマンドを実行します。
[MC/ServiceGuard以外を使用する場合]
共有ディスクのマウントポイント:/share
論理IPアドレス:1.1.1.1
論理IPアドレスに割り当てたホスト名:cluster-host
上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。
/opt/FJSVmpsdl/sys/drmsclst -s -m /share -i 1.1.1.1 -h cluster-host -k Secondary |
論理IPアドレスとしてIPv4アドレスを使用する場合は、-iオプションを指定してください。論理IPアドレスとしてIPv6アドレスを使用する場合は、-pオプションを指定してください。論理IPアドレスとしてIPv4/IPv6両方のアドレスを使用する場合は、-iオプション、-pオプション両方を指定してください。
[MC/ServiceGuardを使用する場合]
共有ディスクのマウントポイント : /disk1
論理IPアドレス : 1.1.1.1
論理IPアドレスに割り当てたホスト名 : cluster-host
運用系ノードのホスト名 : pri
待機系ノードのホスト名 : sec
共有ディスクのボリュームグループ名 : vg02
共有ディスクの論理ボリュームのパス : /dev/vg02/lvol1
サブネットアドレス : 255.255.255.0
上記の場合のコマンド実行例を以下に示します。
/opt/FJSVmpsdl/sys/drmsclst -s -m /disk1 -i 1.1.1.1 -h cluster-host -k Secondary -P pri -S sec -V vg02 -L /dev/vg02/lvol1 -N 255.255.255.0 |
pcentricmgr(サービス/デーモンの停止コマンド)、drmsd(資源配付デーモンの起動/停止コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。