Oracle Solaris Clusterを使用する場合、データサービスの登録、および通信用IPアドレスの定義が必要となります。
プライマリノード、セカンダリノードで設定する項目について説明します。
以下に手順を説明します。
データサービスの登録
プライマリノードで、Systemwalker Centric Manager用データサービスの登録と確認を行います。
以下のコマンドを実行し、データサービスを登録します。
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/hareg.sh |
上記のシェルコマンドを実行することにより、以下の値でSystemwalker Centric Manager用データサービスが登録されます。
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/FJSV.CMGR
FJSV.CMGR
CentricMGR_GROUP
CentricMGR
ポイント
リソースタイプ登録(RTR)ファイルについて
アプリケーションリソースの登録に必要なRTRファイルは、以下に示すパスに標準で添付されています。必要に応じてカスタマイズしてください。カスタマイズの方法については、Oracle Solaris Clusterのマニュアルを参照してください。
RTRファイルのパス(Oracle Solaris Cluster 3.1以前):
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/FJSV.CMGR |
RTRファイルのパス(Oracle Solaris Cluster 3.2以降):
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/FJSV.CMGR3.2 |
主な設定内容:
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/cmgr_start
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/cmgr_stop
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/cmgr_fm_start
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/cmgr_fm_stop
/opt/FJSVftlc/cluster/Sunc/cmgr_fm_check
通信用IPアドレスの定義
メッセージを上位サーバに送達するための設定を行います。
プライマリノード、セカンダリノードで以下のコマンドを実行し、それぞれのノードの物理IPアドレスをSystemwalker Centric Managerに定義します。opasetip(通信用IPアドレス定義コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
/opt/systemwalker/bin/opasetip -n 送信先ホスト名 -i 物理IPアドレス(IPv4) -i6 物理IPアドレス(IPv6) |
上位サーバのホスト名を指定します。
コマンドを実行するノード自身の物理IPアドレスを指定します。IPv4形式のアドレスを指定します。
IPv6アドレスしか持たないサーバでは、“-i 物理IPアドレス(IPv4)”オプションは省略してください。
コマンドを実行するノード自身の物理IPアドレスを指定します。IPv6形式のアドレスを指定します。
IPv4アドレスしか持たないサーバでは、“-i6 物理IPアドレス(IPv6)”オプションは省略してください。